「占いに依存している女性の特徴は、良いことが書いてあるものを見つけるまで探し続けるっていうところ! 悪いことが書いてあると、良いことが書いてある占いを見るまでは安心できなくて、好きな言葉は『大吉』『幸運日』『ツイてる』……。もうこれは占い好きというより、完全に“褒められたい”“認められたい”という承認欲求よね」

うっ……ちょっと身に覚えがあるかも……。かおりさんは、占いにハマる人の“タチの悪いところ”として、人の話を素直に聞かない点を指摘。「どんなアドバイスをしても、自分にとって都合のいいことしか聞かないようにしている」といいます。
でも、六星占術でおなじみの「大殺界」なんて言われたら、どうしたってブルーになってしまいそうです。

「六星占術の継承者の私が断言しますが、ちゃんと理解していれば大殺界は恐怖の3年間ではありません!
人間には12年間を1周期とする春夏秋冬のような運気の巡りがあるの。その冬の部分を大殺界と呼んでいます。いくら『大殺界がイヤ』だと言っても、あなただけ特別に冬の季節をワープするなんて絶対に無理じゃない。だから、誰にも平等に大殺界はやってくるし、絶対に避けることができないの。でも、冬だってコートを着てマフラーをして手袋をして防寒すれば寒くないでしょ。いつもよりも慎重になればいいだけの話。
たしかに大殺界中は、家を建てるとか転職、開業とか、人生の大きなアクションを起こさないほうがいいわ。そういう大きな人生のイベントは、12年のサイクルのうち、たったの3年を避ければいいだけ。先を見越してそれまでの9年間で、早めに計画して準備しておけば慌てずに済むのよ。占いで“大殺界”だとか、“大凶”だとか、最悪なことを言われたって、それを回避する方法は必ずあるから安心して」

 

占いは人生を楽に生きるための参考書「ではない」


きちんと準備しておけば「大殺界」も怖いものではないんですね! さらにかおりさんは占いを鵜呑みにせず、自ら決断する大切さを説きます。

「占い結果をもとに『何を選び』『どう決めたのか』。あなたの選択次第で運命は変えることができます。でも、そのためには占いを正しく使ってほしいのです。
『占いの先生がこうしろと言ったから』『大殺界だから○○しなくてもいい』――このように大切な決断まで占いに依存している状態の人は、わざわざ高いお金を払って自分で“幸せになれない”という選択をしているのと同じこと。せっかく働いて得たお金、それほどもったいない使い道はないじゃない。
占いはあなたの人生の教科書じゃないの。問題を解く方法を教えてくれるわけでも、人生を楽に生きるための参考書でもないの。私は占いを人生の羅針盤として活用してもらいたいの」

いくら信用している占いだからといって鵜呑みにしたり、効力を過信しすぎることなく、自分の人生は自分で切り拓くこと。そんな“自分軸”をしっかり持つことが重要なんですね。