ベストルック⑤
今年新たに加わったデザインコート
ブルーのコート／マルベリー クラッチ／ジミー チュウ ネイビーのスエードパンプス／ルパート・サンダーソン 写真／代表撮影/ロイター/アフロ
１年のうちでコートの出番が多い英国。着回しがお得意のキャサリン妃は、基本ベーシックなコートが多いのですが、１枚でサマになるデザインコートもお好きです。
そんな中、今年新たに加わったのがこちらの１着。 襟付き、フレアのスカートラインなど、キャサリン妃の定番的なデザインに加え、ケープがインパクト大。トレンドといえるケープ、そもそもは英国スタイルの代表のようなもの。いわば十八番のデザインを、ガーリーにアレンジしたコートなのです。当然のごとくキャサリン妃にお似合いですね。
実は、メーガン妃もケープのデザインが大好き。もしかして、キャサリン妃もちょっと意識されたのかも? 世間では、英国のスーパー乳母、メリーポピンズ風といった声も上がり、映画の公開とも相まって、話題になりました。
キャサリン妃の鉄板カラー、ブルーのワントーンコーデというのも、まさにロイヤルらしいスタイルです。
ベストルック⑥
着回しの腕がなる英国の伝統スタイル No.1
ドレスコート／アレキサンダー・マックイーン バッグ／マニュアトリエ 黒のスエードパンプス／トッズ 写真／代表撮影/ロイター/アフロ
キャサリン妃が年間を通して最も愛用されているドレスコート。室内＆屋外で兼用でき、１枚でも華やかさときちんと感があるものを選ばれています。その便利さから、着回しされることも多いのです。そんなドレスコートの中から、何度も登場しつつ、やっぱり可愛いと感じたのが、これ。
ウール素材のブラックウォッチに、ノーカラー、フィット&フレアという、どれをとっても英国らしく、キャサリンらしいドレスコートですね。
この時を含め３度目の公務での着用となりますが、毎回、タータンチェックの発祥地・スコットランドを訪問された時です。
また、必ずコーディネートを変えるのがキャサリン妃のこだわりでもあります。
今年は、チェックからピックアップした色、グリーンのスカーフと初お披露目のワンハンドルのバッグをプラスされ、リアルでトレンド感もあるアレンジに。誰が見てもわかりやすく、高い好感度。そして真似たくなる英国スタイルですよね。
ベストルック⑦
英国プリンセスの基本 アウトドアスタイル No.1
カーキのジャケット／トロイ ロンドン レースアップブーツ／シー・バイ・クロエ 写真／The Mega Agency/アフロ
公務以外でも生活の基本ともいえるくらい、アウトドアが大好きなキャサリン妃。 ご結婚前からバブアーなど王室御用達ブランドを始め、数多くのアウトドア用アイテムをお持ちです。そんなカジュアルなスタイルも常にモダンに変化、そして自分らしさを追及されています。それが最も表れていた今年のスタイルがこちら。
カーキのジャケットにスキニー、ショートブーツといった、まさに王道のアウトドアスタイルですが、ジャケットは体にフィットしたコンパクトでシンプルなデザイン。そして黒のスキニーにシー・バイ・クロエのブーツと、よりスタイリッシュでタウンユースに向いているブランドのものを取り入れられ、進化が伺えました。
そして最も注目すべきは、中に着ているニットの下から覗くフリルのブラウス！ 色もダーク、デザインはプレーン、でもどこかにフェミニンな要素をプラス。これがキャサリン妃らしくて、可愛らしさを失わないファッションの秘訣ですね。
また着こなし方も重要。ジャケットの襟を立て、ボタンは留めて前をしっかり閉めて。そしてウエストも少し絞っていらっしゃいます。それによって、全身、細身で脚長に見えませんか。
超カジュアルなスタイルでも手を抜かない、スタイルが良く見える着こなしを心がけていらっしゃるキャサリン妃、さすがです。
さて、2019年のキャサリン妃ベストルックはいかがでしたか? 今年はとにかく新たなファッションやブランドなど、キャサリン妃にとって”チャレンジの年”だったように感じます。 メーガン妃という、バックグラウンドの異なる、大注目の義理の妹の存在もあり、来年も引き続き、のんびりはしていられないでしょう(笑)。
しかし今年のファッション変革の方向性は、概ね好評で正解だったことから、来年も例えば、アレッサンドラ・リッチのドットのワンピースに代表されるような、クラシックでモード感のあるスタイルが多くなるのでは？
そして、私の期待に反して、色はおそらくダークな傾向に…。
個人的な希望としては、カラーは鮮やかに、でも甘さは控えめ。シャープでエレガントなキャサリン妃のロイヤル・ファッションを期待します。
2020年もお楽しみに！
前回記事「2019年メーガン妃が着用して売れた話題のアイテム5選」はこちら＞＞
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