2018年のロイヤルウェディングから1年半。今年のメーガン妃は、ロイヤルスタイルを学びつつ、どうすれば英国国民に受け入れられるかがキーとなりました。
「自分スタイルを維持しつつも、ロイヤルメンバーとして相応しいファッションとは?」。 そんな試行錯誤とともに、進化を遂げたのです。
いわゆる”プリンセス”らしいデザインは少ないけれど、私たちが親近感を覚えるリアルファッションにかけてはお手のもの。特におしゃれ好きの方にとっては、取り入れやすいセンスアップのヒントも見つかるはず。
パンツスタイルからドレスまで、とにかくメーガン妃らしさ全開のベストルックを英国王室を長年追ってきた私が選びました。ぜひご覧ください。
ベストルック①
メーガン妃流ロイヤル・コートスタイル
ネイビーのコート/セントーラー 帽子/フィリップ・トレーシー ブーツ/タマラ・メロン 写真/PA Images/アフロ
まずは、メーガン妃の鉄板アイテム、コートのベストルックがこちらです。
これは、戦没者追悼式典というフォーマルな王室行事でのファッションで、ネイビーと黒で統一されています。 元々このカラーコーデがお得意なことに加えて、肩にパッドが入ったオーバーサイズのコートはメーガン妃の定番。ワイドカラーのラップタイプというのも、似たデザインの色違いをお持ちなほどのお気に入りです。
足元のブーツは実はニーハイで、一つ一つが一見ロイヤルらしからぬ、でもトレンド感があるのもメーガン妃らしいですね。 仕上げにベルベットのお帽子を合わせ、きちんと感のあるロイヤルスタイルの完成。ですが、何といってもこのファッションのすごいところは、お帽子を脱げばそのまま街に出てもパーフェクトでスタイリッシュなコートスタイルだということ。
ウエストのベルトもオリジナルの同素材のものから、刺繍入りのレザーのものに変えられたことで、元々リラックスムードだったコートがフォーマルに格上げされました。
このように、ロイヤルらしいデザインやブランドを取り入れるのではなく、トレンド感のある自分の好きなものを、ロイヤル風にアレンジするのがメーガン妃流なのです。
ベストルック②
メーガン妃が愛する、トレンチコートのNo.1
コート/オスカー・デ・ラ・レンタ ワンピース/ハッチ バッグ/ヴィクトリア・ベッカム パンプス/ジャンヴィト・ロッシ 写真/[全身]Shutterstock/アフロ [足元]The Mega Agency/アフロ
同じコートでも、こちらはトレンチです。ワンピースなどにもそのテイストを取り入れられるほどメーガン妃がお好きなトレンチコート。ベーシックなタイプももちろんお持ちですが、こんなデザイン性のあるものが今年初お目見えしました。
大きな襟、裾にかけてボリュームが出るスウィンギング・シルエットが60年代風で素敵。中には黒のワンピースを着られていますが、実はこれマタニティ用。この時はアーチー君を出産前で、お腹が大きい頃。それでもボディにピッタリのワンピースを着られるのは、やはり欧米らしいですね。
大きいお腹にもかかわらずスッキリ見えているのは、メーガン妃のテクニックがあってこそ。中が黒、コートはベージュというカラーコーデにより、膨らみがさほど目立たなくなるという視覚効果がいきています。 加えて、コートのゆったりラインでお腹もカバーできるという一石二鳥に。
また小物にも注目! ご結婚前から愛用されていた、PVCとハラコのアニマル柄パンプスが全体のアクセントとなっています。ヴァニティ型バッグにレザーグローブ、タイトに小さくまとめたヘアスタイルに至るまで、全てが計算された上級トレンチスタイル。おしゃれなマタニティスタイルでもありますね。
ベストルック③
ミニマル&シックなお仕事スタイルNo.1
コート/アマンダ・ウェイカリー ニットワンピース/カルバン・クライン クラッチ/ラルフ・ローレン パンプス/ラルフ・ローレン 写真/Shutterstock/アフロ
今年は、徐々にロイヤルらしいスタイルが増えてきたメーガン妃。 中には、こんなノーブルな着こなしもありました。
お洋服はクリーム色でまとめて、オリーブグリーンの小物をアクセントにした、シックで華やかさもあるスタイルです。
中のワンピースはこの時がデビューでしたが、コートは着回し。驚くのは、ワンピースとコートがここまで見事にマッチしていること!実は、別々のタイミングで買われた全く別のブランドなんです。簡単そうに見えてかなり高度。特に白となると上級コーデですね。
しかもこの時メーガン妃は妊娠中。一般的に膨張色といわれる白をここまで堂々と着こなす姿にもあっぱれです。でも実は、洋服をワントーンで溶け込ませることで、意外にもお腹の膨らみはカモフラージュされているようにも見えます。
ヘアスタイルをタイトにまとめていることで、全身のバランスが良くなり、モードっぽいスタイルに仕上がっていますね。 ロールネックやハイネックなどを着る場合、ヘアをタイトにして首をチラ見せするのがベストなのです。
ベストルック④
メーガン妃らしさ漂うワンピース No.1
ワンピース/マーティン・グラント 写真/代表撮影/ロイター/アフロ
どちらかと言えばパンツのイメージが強いメーガン妃。
ワンピースを選ぶ際にも、シンプルでシャープなニュアンス、もしくはセクシーなものが多い一方で、 よく登場するのがこんなリラックスムードのあるタイプ。
そもそもストライプは、シャツやニットなど幅広いアイテムをお持ちで、定番中の定番。プラス、エスニックのテイストが感じられ、とてもメーガン妃にお似合いですね。
昨年に続き今年も着用され、この時が2度目でした。メーガン妃だって着回しをされるんですよ(笑)。
本来、昼間の公務において肩を露出したワンピースはロイヤルらしくないのですが、この時は南アフリカ訪問時かつ、ガーデンパーティーというシチュエーションだからOK。
ジュエリーも小さなピアスだけとミニマムにコーディネートされ、メーガン妃らしいナチュラルなサマードレスの素敵な着こなしです。
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