セレブのファッションから、大人の女性が素敵に輝く着こなしのルールを学ぶ短期集中連載。第7回目となる最後は、キャリアも生き方も素敵なシニア世代として若い女性たちからも支持される、女優のヘレン・ミレンをクローズアップ。70代になっても好きなものを着ておしゃれを楽しむその姿勢に、勇気をもらえます。


生き方もおしゃれも、年齢に縛られない!


人生のピークが、これほど遅くに来た女性セレブって、そう多くはないんじゃないか。ヘレンを見ていると、そう感じます。

元々ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの舞台女優としてその演技力は高く評価されていたけれど、当たり役となったTVドラマ『第一容疑者』のジェーン役を演じたのは、46歳のとき。

そう。彼女はかなり遅咲きの女優なのです。

2015年には70歳にしてエリザベス2世を演じた映画『クィーン』でアカデミー賞、エミー賞、そしてトニー賞の三冠を手にするという偉業を達成。

さらに74歳の現在も「ロレアル」のアンチエイジングラインのアンバサダーを務め、パリコレのランウェイを颯爽と歩いて見せたばかり。

キャリアだけではありません。若い頃からもちろん美しかったけれど、彼女の魅力に世間がここまで注目するようになったのは、つい最近のこと。

彼女自身、「若いときより今の容姿の方が断然好き」と話しているし、「アンチエイジングという言葉を使わないで」とも。「私たちはみんな歳をとることはわかっているわ。だからこそ、できるだけ最高の見た目と気分で毎日を過ごしたいのよ」とヘレン。

その言葉通り、彼女は年齢など気にせず、自分が気分良くいられる好きな洋服を着て、おしゃれを謳歌しているように見えます。その姿は若い世代にも支持され、彼女のインスタグラムのフォロワー数は75万人超えの人気ぶり。

髪をピンクに染めたり、派手なピンクのドレスに合わせてショッキングピンクのリップを塗ったりと、おしゃれもヘアメイクも果敢に楽しんでいる姿は、見ているこちらも元気になってしまうようなエネルギーに満ちています。

グレイヘアであっても、ここまでセクシーな存在感もすごい!

ヘレンを見ていると、年齢を言い訳にしておしゃれをあきらめたりする必要はないんだなと、勇気をもらえると思いませんか。
 

ピンクドレスにピンクリップで艶やかに

40代でブレイク!ヘレン・ミレンの「年齢を言い訳にしない」おしゃれの流儀とは?_img0
 

私が好きなのがこのドレスアップスタイル。ピンクドレスにピンクのリップを纏う、この勇気! グレイヘアと相まって肌を明るく見せていて、すごく素敵。
 

 

潔くかっこいい、モノトーンルック

40代でブレイク!ヘレン・ミレンの「年齢を言い訳にしない」おしゃれの流儀とは?_img1
 

黒のパンツスーツに白のハイネックブラウスで、マニッシュなモノトーンスタイルに。ヘアもマッシュっぽくアレンジしているのがおしゃれ。
 

女らしい曲線を生かすアウター

40代でブレイク!ヘレン・ミレンの「年齢を言い訳にしない」おしゃれの流儀とは?_img2
 

グラマー体型のヘレンの美しいカーブを際立たせる、ボディコンシャスなシルエットのアウターにスカートを合わせてエレガントに。小さめのショールカラーや、ポインテッドのブーツなどフェミニンなディテールにこだわって。
 

グレイヘアが引き立つオールホワイトコーデ

40代でブレイク!ヘレン・ミレンの「年齢を言い訳にしない」おしゃれの流儀とは?_img3
 

ネックレスまで白で統一したホワイトコーデは、ニットのボリューム感でリッチな雰囲気を。彼女のグレイヘアにもマッチ。こんな風に白を着こなせるマダム、理想です!
 

肌見せはシースルー素材で

40代でブレイク!ヘレン・ミレンの「年齢を言い訳にしない」おしゃれの流儀とは?_img4
 

ドレスアップの肌見せは、シースルーでさりげなく、控えめに。黒のドレスもドットと光るプリントで華やかな表情に。

 
  • 1
  • 2