みなさん、こんにちは!
今回は、ワタクシのまさに本丸、そして大得意、こだわりのホテルについてお話しします。
この旅で泊まったホテルは5つ。なんて多いんでしょう。ホテルを語るには、この旅のトラブルにも触れないわけにはいかないのですが、それについては来週に回すとして、まずは予定通りに宿泊をしたホテルについてお話したいと思います。
(そう……予定通りではない宿泊があったという“におわせ”をしております……苦笑)

こちらは後ほどご紹介する、トリエステで泊まった「サボイア・エクセルシオール・パレス・トリエステ」のラウンジ。日本にも進出したEATALYが展開していて、こんなに素敵なのにリーズナブルなんです。

いつもは、5泊の旅行ですが、今回は1泊増やして6泊としました。その増えた1泊は、ローマ空港直結(歩いて行ける)の有名ホテルチェーンでの1泊です。空港到着が19時と遅かったので、そのまま乗り継いでトリエステに行くのは母の体力的にきついかなと判断して、乗り換えは次の日の朝にしました。結論から言います。このホテルの選択の仕方、次回は絶対ないでしょう。

 

唯一のメリットはずばり、空港から近い、それのみでした。
私たちのように、ホテルの良し悪しが旅の満足度の大きな部分を占める場合には、利便性第一で選ぶのはやめたほうがいいと後悔しました。旅のテンションがいちばん上がる1泊目の夜の「かんぱ~い!」が台無し……とまでは言いませんが、ちょっと空港から遠くても満足度の高いホテルに泊まればよかったのでした。

電気ケトルの下部プレートはあるのに肝心のケトルがない、3人だったので大きめの部屋にしてエクストラベッドをつけ、その分の料金も払っているのに、タオルやガウンが2人分しか用意されていない、それらを持ってきてくれるよう頼んでも催促しないと持ってこない、スタンドライトのスイッチが壊れていてつかない、栓抜きを頼んだらバーまで行ってくれと言われ……。ほかにもまだまだあるんですよ。

決して安くない宿泊代の有名ホテルチェーン。そこそこのレベルだろうと特に調べもしなかったあなたも悪いのよ、「直結!」「近い!」ということにお金を払ったのだから、と自分に言い聞かせたのですが、それにしても……です。直結ホテルはこの1つだけなので競争がないからでしょうか。しょうがないことなのかな……と残念な気持ちになりました。

そして、1つだけといえば、次に泊まったクロアチアの「ホテル・カステル」も、標高270mのモトブンの町で唯一のホテル。ほかに小さなゲストハウスはあっても、ホテルと呼べる宿泊施設はこちらだけだそう。このホテルは(1つだけとはいえ)、スタッフも気が利いて親切、田舎の素朴さを感じる清潔な気持ちの良いホテルでした。このホテルをグレードアップさせているのはその立地です。くねくねとした細い、中世の姿を今に伝える道幅2~3mくらいの石畳のメインストリートを上っていくとその頂上にホテルがあるのです。

モトブンの城壁から見る朝焼け。天国へ続く道でしょうか……。
 
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