例年、インフルエンザや胃腸炎などが流行るこの時期。加えて今年は新型コロナウイルス感染症への警戒もあって、マスクを常用している方も多いのではないでしょうか。

その一方で池袋大谷クリニック院長の大谷義夫先生は、「ほとんどの人はマスクを正しく使えていない」と警鐘を鳴らします。
そこで大谷先生の著書、『絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理』で紹介されていた風邪やインフルエンザを予防するための「正しい」マスクの使い方を教えてもらいました。
 

風邪をひいている人と毎日接する医師がなぜ30年以上、病気知らずなのか

 

「私が日常的に接する患者さんの多くは、咳をして、風邪ウイルスを持った方たち。つまり、仕事中は、体調を崩す最大の原因とも言える“風邪”の感染リスクに、常にさらされているのです。
人よりも何十倍も風邪をひきやすい、体調を崩しやすい環境にいるのに、決して風邪をひいて体調を崩してはいけない。それゆえに、体調管理に人一倍、注意を払い続けているとも言えます。これは私だけでなく、他の医師にも当てはまる状況です」

 

医師という「絶対に休めない」立場でありながら、職業上、もっとも体調を崩しやすい環境に身を置かざるを得ない医師。
しかしそんな過酷な状況にいながら、大谷先生は医師になってから30年以上、仕事を休んだことがないんだそう!
とはいえ大谷先生が「生まれつきの頑丈な体を持ったお医者さん」なのではなく、「絶対に休めない医師」だからこそ、徹底的に「不調のトリガー」を取り除く努力を日々重ねているのだと明かします。