ふたの重さを活かした無水料理や余熱料理はもちろん、オーブンでも使えるフランス生まれの鍋「ストウブ」。そのままテーブルに出せるおしゃれなこの鍋を使って、サクサクのパイのなかからとろーりシチューが顔を出す「パイ包み焼き」に挑戦しましょう。
パイが焼けたらそのままテーブルへ
手の込んだごちそう、といったイメージのあるパイ包み焼きですが、冷凍のパイシートを使えば自宅で手軽に楽しめます。パイをサクッと破ると、アツアツのシチューが!
材料(2~4人分)
鶏もも肉⋯⋯2枚
玉ねぎ⋯⋯1個
しめじ⋯⋯1株
マッシュルーム⋯⋯6個
塩⋯⋯小さじ2
こしょう⋯⋯適量
薄力粉⋯⋯大さじ2
サラダ油⋯⋯大さじ2
牛乳⋯⋯500ml
チーズ(とろけるタイプ)⋯⋯100g
冷凍パイシート(20cm角のもの)⋯⋯2枚
作り方
1 冷凍パイシートの上に鍋のふたをのせて、ひと回り大きくカットする。(2枚同様に)
2 鶏もも肉は大きめの一口大に切り、塩、こしょうをふって、薄力粉をまぶす。玉ねぎは1cm幅の輪切りにする。しめじとマッシュルームは石づきを取り、しめじは大きめにほぐす。
3 鍋にサラダ油を熱し、鶏肉の皮目を下にして焼く。皮に焼き色がついたらひっくり返し、玉ねぎを加えてひと混ぜする。ふたをして中火弱で2分蒸し焼きにする。
4 しめじとマッシュルームを加えてひと混ぜし、再びふたをして2分蒸し焼きにする。牛乳を加え、沸騰したら弱火にして5分ほど煮て火を止める。塩、こしょう(分量外)で味をととのえてチーズをのせる。
5 4の鍋を火からおろし、1をかぶせてパイシートの端を押さえ、鍋の側面に密着させる。鍋が熱いうちにかぶせると、パイシートが熱で破れやすいので手早く行う。
6 220℃に予熱したオーブンで、パイにこんがりと焼き色がつくまで、15分ほど焼く。
ここで使った鍋:18cmのラウンド
レシピに表記した加熱時間は、各レシピで使った鍋の大きさに合わせています。持っている鍋と大きさが異なる場合は、ときどきふたを開けてみて、「沸く音がしたら」「柔らかくなったら」などの状態になるように時間を調整しましょう。
ゲランド産の塩のこと
この本では、ミネラル豊富で辛味にとがりがないフランス・ゲランド産の顆粒塩を使っています。ふつうの塩を使用する場合はやや少なめに加減してください。
『毎日活躍!「ストウブ」で和洋中』
著者 サルボ 恭子 講談社 ¥1400
煮る、蒸す、炒める。「ストウブ」ひとつあれば鍋、土鍋、蒸し器、フライパンがなくていい! 時短、簡単、おいしくなる魔法の鍋を毎日使いたくなる料理が満載です。定番の野菜の蒸し焼きから肉じゃが、から揚げ、キーマカレー、そしてデザートまで、「ストウブ」初心者でも失敗しないシンプルなレシピを紹介しています。
『毎日活躍!「ストウブ」で和洋中』のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
講談社くらしの本はこちら>>
出典元:https://kurashinohon.jp/1172.html
・第1回「フランス生まれの鍋「ストウブ」で作る、あつあつロール白菜のレシピ」はこちら>>
・第3回「大きく作るから美味しい!「豪快ハンバーグ」のレシピ」は2月1日公開予定です。
サルボ恭子
料理家。老舗旅館の長女として生まれ、料理家の叔母に師事したのち渡仏。パリ有数のホテル「オテル・ド・クリヨン」で研修、勤務するうち、フランスの郷土料理に魅了され、帰国後料理研究家のアシスタントを経て独立。自宅で料理教室を主宰。素材と向き合い、その持ち味を引き出す料理を得意とし、出張料理やケータリングで料理が最もおいしく味わえる“瞬間”を届けている。雑誌やテレビなどでも活躍し、洗練された家庭料理には根強いファンも多い。『おかずは3品でOK!サルボさん家の毎日弁当』(講談社)など著書多数。