どんな世代の人にも寄り添う、ユニークで効果絶大なテクニックを提案し続けるヘア&メイクアップアーティスト、長井かおりさん。長井流のメイクメソッドを詰め込んだ、どこよりもわかりやすい最強の指南書『世界一わかりやすいメイクの教科書』は、1月末に発売して以来話題に。今回は、その新刊の中でも声を大にしてお伝えしている“変顔”の重要さを改めて解説します。

 

長井かおり
ヘア&メイクアップアーティスト。

雑誌・広告・映像の第一線でモデルや女優のヘアメイクを手がけるほか、雑誌「VOCE」を始めとした女性誌でメイク連載を多数抱える。自主開催の「パーソナルメイクトレーニング」は、募集を開始すると即予約定員数に達することから、“日本一予約の取れない“メイクレッスンとして話題に。著書『必要なのはコスメではなくテクニック』『美しくなる判断がどんなときもできる』『テクニックさえ身につければ、「キレイ」はもっと引き出せる』が累計20万部を突破するベストセラーに。最新刊「世界一わかりやすいメイクの教科書」は発売後すぐ重版となり、大好評発売中!

 


化粧くずれ、毛穴&シミのカバー……悩みはすべて“変顔”が解決します!


「私がずっと提唱している重要なメイクテクニックのひとつに、“変顔”があります。
メイクに変顔?と不思議に思うかもしれませんが、この2つは切っても切れない関係にあるんです。なぜなら、顔には大小たくさんの凹凸があり、きちんとムラなく化粧品をのせるのは、実はみなさんが思っているよりも難しいから。ポツポツと目立つ毛穴、細かいシワ……それらは、普段は肌の中に折りたたまれて隠れているので、真顔状態でメイクをしても上手く隠すことはできません。だからこそ、私は変顔を推奨しています! 目を見開いたり、口を大きく開けたり、人に見られるとちょっと恥ずかしいかもしれませんが、基本的にメイクは一人でするものだから、問題ナシ。シワや毛穴が伸びて、十分にコスメが行き届くことであら不思議!ぐっと悩みが目立たなくなります」


ベースメイクの要、下地は細部を“変顔”塗り!

口を大きく開けると、毛穴やシワの凹凸が伸びるので、隙間なく塗れます!

 

毛穴が目立ちがちなあごも。下唇と前歯の間に下あご部分を入れてきちんと肌をのばしてから、なじませて。


くずれを防ぐフェイスパウダーは、キワのキワに塗りたいから“変顔”!

鼻の下を伸ばした状態で、パフを押しあてて、鼻のキワやシワの溝まで塗り込んで。
マスカラやアイライナー落ちてパンダ目になりやすい目の下にもパウダーを入れこむと◎。
 
 
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