ソワレの着回しは以前にも! リフォーム上手なキャサリン妃

ソワレ/アレキサンダー・マックイーン 写真:Shutterstock/アフロ

こちらは2017年、初めて英国アカデミー賞に出席された時のキャサリン妃のファッション。
この時のソワレも、今回と同じブランドのビスポークでしたが、ドレスに始まりヘアスタイルやメイクに至るまで、賛否が飛び交った悪夢のデビューだったのです。
ドレスに関していうと、英国らしいフラワー柄やティアードといったガーリーなデザインは好評だったものの、オフショルダーの肩のデザインにイマイチの声(残念ながら私もこれに一票でした)が集まりました。

そんなネガティブコメントから2年後……。

同じドレスがエレガントに生まれ変わって!

写真:代表撮影/ロイター/アフロ

こちらがAfterです。

2019年3月、ギャラリーで行われたガラ・パーティーに姿を見せられたキャサリン妃。なんとあのソワレの上半身がリフォームされていました!

腕に掛かっただけの細いオフショルダーから、スクエアネックにキャップスリーブという全く異なるデザインへと変貌。
肩だけでなく、ウエストから上をごっそり取り替えるという大規模修正になったようですが、しかしその成果あり! デザインは好評、そしてお直しして着回すその姿勢に称賛の声も集まりました。

髪もダウンスタイルにされ、全体がガーリーにまとまったことで、一気にキャサリン妃らしくなりました。まさにリベンジ大成功です。
批判も味方につけ、センスアップに繋げてこられたところが、素晴らしいですよね。


フランスブランド、ヴァン クリーフ&アーペルのアイコンジュエリーで同じドレスの印象に変化を

ピアス、ネックレス/ともにヴァン クリーフ&アーペル 写真:PA Images/アフロ

着回しはすれど、同じコーデはしないキャサリン妃。それだけにジュエリーの存在は重要です。
リフォーム前のこのドレスには、カジュアルなリーフモチーフのピアスを合わされていましたが、今回は初めてフランスのジュエリーブランド、ヴァン クリーフ&アーペルのピアスとネックレスをコーディネート。
英国ではなくフランスだけに、どなたからの贈り物?と興味は尽きませんが、しかしソワレのお花刺繍と、ブランドの人気コレクション”マジック アルハンブラ”がとてもマッチしています。

マザー オブ パールというカラーレスで正統派なマテリアルや、ラブリーかつ幸福の象徴であるモチーフは、キャサリン妃のジュエリーとしてピッタリです。今後も、通常公務からパーティーシーンまで幅広く活躍するでしょう。


いかがでしたか? 驚きとともに感動しちゃいますよね。

久々に豪華なジュエリーが登場しましたが、値段そのものよりも、いかに物を丁寧に選び、大切に使い続けていくか、というところにキャサリン妃のこだわりと信念を感じます。

英国人の”物を大切に”、そして倹約家の精神をしっかり受け継ぎ、プリンセスとなっても堂々と実践されているところが、英国民にはもちろん、私たち日本人にも好感&人気の理由なのでしょう。

キャサリン妃のコーディネートを一挙に見る>>

構成/高橋香奈子、片岡千晶(編集部)

 

前回記事「キャサリン妃とメーガン妃、ブルーのコートの着こなし、どちらが好き?」はこちら>>

 
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