私たちミモレ世代は、アイドル全盛期の時代。歌謡曲をどこかで耳にし、歌番組はほぼ毎日オンエアされていたほど、生活の中に密着していた記憶があります。
その中でも松本隆さんの詩をなくして、80年代の歌謡曲を語ることはできません。何度かミモレのブロガーの方も紹介されているので、またここで取り上げるのはしつこいくらいなのですが(笑)、それほど、松本隆さんの歌詞はミモレ世代には響く!ということかもしれません。
私にとって歌謡曲は80〜90年代でストップしていて、恥ずかしながら以降の曲は何も歌えないのですが、聖子ちゃんの歌は歌詞を見なくても全部歌えるくらい、どっぷりはまっていた時期がありました。そう、松本隆さんの詩は私の青春そのもの〜♪なのです。
特に失恋ソング。数え切れない失恋で、痛手を受けた私のボロボロズタズタなハートを癒してくれたのも、松本大先生(感謝)! その中でも好きな曲は「瞳はダイヤモンド」。特に、最後のくだりのサビ「あ〜泣かないでMemories 私はもっと強いはずよ〜」というところで、私は強い!強い!と自分に言い聞かせ、そんな自慰行為がさらに拍車をかけ、バーっ!と涙が溢れ出る仕組みになっています(笑)。

最近リリースされた「風街であひませう」という作詞活動45周年記念のトリビュートアルバムは、松本隆さんのヒット曲を豪華アーティストが朗読したバージョン「風街でよむ」と、人気アーティストによるカバーバージョン「風街でうたう」という、なんとも贅沢な二本立て。奇しくもこのアルバム、私の友人がプロデューサーを務めていて、母のような感慨深い思いで、勝手に宣伝隊長やっています(笑)。
最初は歌詞を朗読で聴くって、どうなんだろう?と思っていましたが、またこれはこれでよし! なんとなく聞き流していた歌詞をじっくり味わう醍醐味を感じます。例えで言うと、城達也の「ジェットストリーム」的な感じ?(ここで反応した方は、それなりの世代ってことです。笑)もしくは、NHKラジオ第二放送の「朗読」的な、どちらも夜聞くと1日が終わった〜って、ちょっと切なくなる番組ですが、この「風街でよむ」もお酒片手に、夜切々と聴くのがオススメ。
もちろんカバーバージョンの「風街でうたう」も素敵です。昔で時が止まっていた曲が新しいアーティストにリバイバルされることで、またひと味違う新鮮な感覚で聴けたり、若い世代にも受け入れられたり、名曲はそうやって語り継がれて欲しいものです。
でも聴けば聴くほど一つ思うことが・・・松本先生、なぜそんなに女心がわかる?なかなか男性は理解しづらい、ちょっとしたニュアンスを言葉にできるって、やっぱり天才としか言いようがない・・・女心を引き出す達人。
一度お会いしてみたいけど、心読まれそうで怖いっ!(笑)

Comment