もしも夫が働けなくなり、今後の生活費を投資で賄おうと言ってきたら? そしてその投資が失敗に終わったら……? うまい話にリスクはつきものですが、いわゆる“一攫千金”の儲け話に飛びつくのは女性より男性が多いようです。心理学者の齊藤勇先生が、男性のギャンブル好きの心理について解説してくれました。
 

 

さっきょんさんからの質問

Q. 主が資産運用に失敗。夫も、反対しなかった自分も責めてしまい、うつ状態です。


一昨年の春から主人が仕事に行けなくなり、秋にうつ病のために退職しました。子どもは3歳と1歳。私が育児休暇明けで仕事復帰したばかりのことでした。主人は経済的に負担をかけまいと、仮想通貨や口約束の資産運用にお金をつぎ込み、700万円が戻って来ない状況になりました。私自身もその運用に少し期待していたため、きちんと反対できなかったことを後悔しています。

主人は昨年末から体調が回復して復職しました。しかし私は、親からもらった分や子供たちへのお祝いなどで貯めていたお金がなくなったことに申し訳ない気持ちがいっぱいで、毎日自分と主人を責めてしまい、辛い毎日を送っています。現在は私がうつ状態となり、心療内科に通っています。気持ちも新たに前を向きたいのですが、お金のことが諦めきれない自分に嫌気がしています。どうすれば気持ちをリセットし、過去の後悔を乗り越えることができるのでしょうか。(40歳)
 

A. ギャンブル好きは治らない。失ったことを嘆くより今あるお金を守ることに集中してください!


そんなに自分を責める必要はありませんよ。あなたが失敗したわけではありませんし、こうした失敗はきっとあなたの夫だけではありません。男性は元来、勝負欲の強い生きものです。それは競馬場や競艇場を見ていただいても分かると思います。毎回、ものすごい数の男性が集まっていますよね。彼らがなぜギャンブルをするかというと、勝負に勝って周囲の人から「すごいね」と褒められたいのです。だから負けることは考えていません。優越感への欲求が強く、「自分は勝てる」「自分だけは特別」と思いたいのです。

ギャンブルをする女性は男性に比べて少ないですが、一方、宝くじになるとその購入割合はだいぶ高くなります。これは、宝くじは勝負ではなく“棚ぼた”な面があるからではないかと見られています。

 
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