新型コロナウイルスの報道が続く中、なんだか心がお疲れ気味の方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、おうちに籠って楽しめる、Netflixの海外ドラマ『ノット・オーケー』をご紹介したいと思います。

『ノット・オーケー』より。 写真:Everett Collection/アフロ

『ノット・オーケー』は2月26日から配信された、アメリカ製作のドラマ。人気ドラマ『ストレンジャー・シングス』の製作者と『このサイテーな世界の終わり』の監督がタッグを組んだこの作品。ざっくり言うと、『キャリー』と『ブレックファスト・クラブ』のテイストがミックスされたような青春モノです。その辺り(特に、80年代の青春映画系)の作品が好きだった人にはたまらない、80年代のノスタルジーが色濃く感じられる世界観。

 

アメリカの片田舎で、スクールカースト最下位に属するイケてない高校生のヒロイン・シドニーが、ある日突然超能力に目覚めて行く、という、書いてしまえばなんてことのないストーリーなのですが、これが見だしたら止まらなくなるほど引き込まれる面白さ! 1話約25分という長さもあり、私は1シリーズ8話をいっぺんに観てしまいました。

『ノット・オーケー』より。 写真:Everett Collection/アフロ

ヒロイン役を演じるソフィア・リリスは、映画『It』に出ていた女優さん。
いわゆる青春モノと言っても、『ゴシップ・ガール』とは対極にある、「ダサくてくすぶっていて、キラキラしていない」ティーンエイジャーの日常。クラスメイトに名前も覚えられていないし、リア充が集まるパーティは別世界で着て行く服もない。でもスクールカーストという狭い物差しで測ると自分がつまらない女の子に思えてしまうだけで、実はちゃんと魅力的で。その魅力に気づいてくれたイケてる人気者の親友と、隣人の同級生もいたりする。その辺りの人間関係や学校生活の悩みの描写に、なつかしさや甘酸っぱい気持を覚えて。「ああそっか〜、いい青春映画を観たときの気持ちってこんなだったよなあ」と思い出しました。

シーズン2の放送はまだ決まっていないようですが、それを期待させる終わり方になっているので、続編が楽しみ。

1話25分なのでちょっと気分転換したいときにサクっと観れて、「海外ドラマは観始めると止まらないのがちょっと」と思っている方にもおすすめです。

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