3月8日は、女性にも平等な権利を願う「国際女性デー」でした。ここ最近、ハリウッドでも「#Me too」運動をはじめとするフェミニズムが活発ですよね。そこで今日は、女性たちに向けられたセレブの名言をご紹介したいと思います。

全米の黒人の地位を向上させるための協会「NAACP」の2020年イメージ・アワードで受賞した際、リアーナは女性や黒人だけでなく、すべての人権についての名スピーチを行ってスタンディングオベーションを受けました。

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2月22日に開催された「第51回NAACPイメージ・アワード」にて。 写真:ロイター/アフロ

「私たちは分断されてはならない。私はこれをいくら言っても言い足りないほどよ。私たちは感度を鈍らせてはならない。『それはあなたの問題で私には関係ないわ』。そんな態度があったなら、それは違う。それは女性の問題であり、黒人の問題であり、貧困層の問題でもあるのよ」


また、国際女性デーに自分の出産時の苦痛に歪んだ表情のセルフィーをインスタグラムに投稿したのは、プラスサイズモデルのアシュリー・グラハム。

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出産直前の2019年11月、「Vogue Fashion Fund Gala 2019」にて。 写真:bfa.com/アフロ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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「この顔は私の素晴らしい強さを物語っているわ。いまだかつてないほどの最高の痛みが、私に今までで最大の達成をもたらしてくれた。国際女性デーにむけて、私たちは女性としてのどんな痛みを経験したとしても、それと同じように強くてパワフルで偉大なことをなしとげる有能さがある。ハッピー・国際女性デー! 私たちの、そして他の人々の強さを祝いましょう」


2018年のウィメンズ・マーチでスピーチを行ったスカーレット・ヨハンソン。

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今年2月の第92回アカデミー賞にて。写真:AP/アフロ

「19歳のとき、ノーと言う方法を知らず、自分の価値もわかっていない若い女性だったことにつけこんできた男性たちを覚えているわ。パワーバランスが片方だけ(男性側)に傾いている関係性をプライベートでも、キャリアの場でもたくさん経験してきた。

その中で私は、気を使わずに一緒に過ごせる“面倒じゃない女の子”だというストーリーを産み出さなきゃならなかった。それはときには、自分が正しいと思うことを妥協するという意味だった。そして自分自身もそれが平気だと思っていたの。相手が意図的だったかどうかは別として、自分の意見を曲げて自分自身を見えなくし、劣っている存在だとしていたの。それを女性が習慣として求めてしまっている、〝承認〟を得るためにね。

これは自分のクリエイティブな価値やプロフェッショナルとしての価値、そして性的な価値が、男性からの承認や欲求によってだけ決まるという、多くの若い女性たちが経験している感情によるものよ。たとえ私が自分をリスペクトすることが重要だと教えられてきた家庭の出だったとしても、女性であるということだけで不利なのよ。なぜなら何世紀もの間、女性は礼儀正しく感謝して、男性に合わせなくてはいけないと教えられてきたんだもの。
 
最近、自分の人生に新しい言葉を取り入れたから、ここにいる方々とぜひシェアしたいと思うの。『私はもう媚びない』。何か間違ったことが起きていると感じる時に、それが他人の感情を傷つけるからという理由で罪悪感を感じるのは、もう止めましょう」


史上初のプエルトリカン女性として今年のスーパーボウルのハーフタイムショーでパフォーマンスしたジェニファー・ロペス。

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今年2月の「35th Annual Film Independent Spirit Awards」にて。 写真:REX/アフロ

「アメリカの国旗とプエルトリコの国旗を持ち、自分の娘と一緒に歌って女性やシングルマザー、そしてワーキングマザーを代表できたことが、どれだけ特別なものかは理解しているわ。あなたの望むことはすべて出来るということ。これこそ私が娘たちに教えたいことで、彼女たちにはそんな世界を見せて、そういう人間になって欲しいの。自分の意見を主張できる、強くて自立した女性にね。今日のテーマは、力強く自分の声で叫ぼうというものだったのよ」
 

Netflixのドキュメンタリー映画「ミス・アメリカーナ」で、世間に求められる「いい子ちゃん」をやめて声を上げ始めたテイラー・スウィフトはこう言っています。

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今年1月の第77回ゴールデングローブ賞にて。 写真:The Mega Agency/アフロ

「グリッターをつけて、この世のダブルスタンダードと戦っていたいの。
ピンクの服を着て政治の話をしてみたいわ。両方好きでもいいじゃない」

彼女たちを見ていると、ひとりひとりが声を上げることが大事。そしてリアーナが言っているように、「分断されず」、女性たちの問題を「自分ごと」として受け止められることが、女性の権利と地位の向上に繋がるのだと、改めて感じさせられます。

こんなご時世ではあるけれど、ウーマンズ・パワーで強く明るく、乗り切りたいですね!
 

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