「大人世代こそ思い込みの断捨離とブラッシュアップが必要!」というテーマでお届けしているミモレ世代に向けたファッション&メイクの企画。スタイリスト白幡啓さんと、メイクアップアーティスト菊地美香子さんに、その極意を伺っていきます。今回は、大人世代に必要な“ツヤ”の取り入れ方について。まずは菊地さんから、おしゃれに見える“ツヤ髪”の作り方をレクチャーいただきます。
 

“自然なツヤ”が大人に絶対的に必要な理由
【メイク編】

 


菊地さん:「ヘアもメイクも、今はマットではなくツヤ感がすごく大事。ただ、例えばハイライトを入れるのでも、あくまで自然な、内側から輝いているように見えるツヤ感が、断然おしゃれなんです」
白幡さん:「どうやったら自然な“大人のツヤ”を出せるかが重要ですよね」
菊地さん:「例えば、ハイライトは白ではなく、黄色のニュアンスのあるものを使って、目の下やあご先などにあくまでほんのりと入れたり。もちろん、ハイライトは入れずに今回ご紹介したような、グロウな下地をきちんと塗るだけでも、自然で洒落たツヤ感になります。そして、侮れないのが髪の質感。スタイリング剤で自然なツヤを足すのは、マストだと思うんです」

 



菊地さん提案・大人の“あか抜け”ポイント
肌はもちろん、髪にも“自然なツヤ感”を足してみて

 

菊地さん:「今回の大人のツヤ肌は、下地を薄く均一に塗って、その上にファンデーションを部分塗りしています。下地はグロウタイプがおすすめ。色のついていないファンデーションのようなものですが、パールやオイルの輝きが肌を整えてくれます。そして、ファンデーションの上からお粉を付けてマットに仕上げるのはNG。てかりが気になるという人はプレストパウダーで少し抑える程度で。メイクしてしばらく経ったときの自然なツヤが出ている状態ってすごく素敵ですから。さらに眉下にはグリーンのクリームタイプのアイシャドウを入れています。グリーンといっても、ほんのりシアーな色付きで、いつものメイクにこれを足すだけで、自然な透明感が出るんです」
 

使用したアイテム


インフィニトリー カラー EX09:シーグリーン

クリームベースのシアーな発色で、目元に使うとくすみが飛び、奥行きが出るマルチカラーシャドウ。


 菊地さん流・絶妙ツヤ髪のつくり方

 


菊地さん:「メイクにツヤ感があるのに、髪だけパサパサでは、ちぐはぐに見えますよね。髪にも自然なツヤ感が必要です。でも、全部をウェットにするのではなく、ドライな部分とツヤのある部分とミックス感があったほうが、洒落て見えます。まず髪が痛まないようオイルを付けてツヤを出してから、ストレートアイロンで巻き、毛先にクセをつけて。髪をまとめる前のこのひと手間が重要です。最後にリレイのラップミストを全体につけてオールバックにすれば、ウェットなツヤ髪の完成。サイドの毛は全部耳にかけずに、少し残しておくとこなれた雰囲気に」
 

使用したアイテム


リレイ ラップミスト

¥2700/リレイ(リッカ)

寝ぐせ直しや、ヘアトリートメント、ボディにも使えるマルチなオイルミスト。髪全体にもみ込むようになじませて。

 
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