英国首相のみならず、チャールズ皇太子までもが新型コロナウィルスに感染という事態で、現在も自宅待機が続く英国ですが、ロックダウンが発表される数日前、ウィリアム王子とキャサリン妃が緊急センターを訪問されました。
英国の国民保険サービスの専用ダイアルの本部であり、感染が拡大し不安が高まる中で、昼夜を問わず国民に対応しているスタッフやボランティアの人々とお会いになったのです。
通話を通じての現状をお聞きになるとともに、激務が続くスタッフの皆さんに対して、激励や感謝のお気持ち、労いの言葉もかけられてもいたご夫妻がとても印象的でした。
この世界的に深刻な状況のもと、ロイヤルメンバーとしていち早く行動をされたウィリアム王子&キャサリン妃に、若き未来の国王夫妻としての期待が感じられました。
そんな不測の事態での視察に際し、キャサリン妃が選ばれたファッションからも配慮が伺えました。TPOを考慮、かつ初挑戦となった新鮮なスタイルにも注目が……。
それがこちらです!
ご結婚から9年、初めてパンツスーツ姿を披露!
国内が深刻な状況にある中で、訪問先は救急センター。ドレスやスカートではなく、パンツを選ばれたところが、とても賢明な判断といえるでしょう。
しかも上下同素材のセットアップのパンツスーツ!これは2011年にロイヤルメンバー入りをされてから初めてのことで、とっても新鮮ですね!
本来はスカート派のキャサリン妃ですが、この日はお仕事内容に合わせて、キリッとシャープなアイテムをチョイス。でも色は暗く見えないウォームカラーで、英国らしいローズピンクを選ばれているところも、とってもキャサリン妃らしいですね。
”フェミニン”が、ファッションの軸であるキャサリン妃にとって、マニッシュなダブルのジャケットは意外とも思えますが、ボトムにクロップドパンツを選ばれたことで、ソフトな印象になっています。しかし、スーツでカラー、ましてや暖色系のチョイスというのはなかなか高度。ですが、モデル経験のある高身長のキャサリン妃だけに、初チャレンジでも難なく着こなされています。
このパンツスーツ、なんと英国の有名スーパーのものなんです!
キャサリン妃が初めてゲットされたパンツスーツは、なんとマークス&スペンサーのものでした。
自国、英国王室御用達の高級スーパーとはいえ、ファッションブランドかどうかにこだわらないところも、未来の国王妃としての意識が伺えます。
お値段も、ジャケットが99ポンド(約13000円)、パンツが59ポンド(約7800円)と超お手頃価格で、国民からの好感度はもちろんアップ。
キャサリン妃着用のクロップドの他にストレートなど、パンツのシルエットや、サイズのバリエーションも豊富な定番的デザインで人気のアイテムですが、キャサリン妃の着用発覚後、やはり即完売に。またしても私は、少しの躊躇ゆえ目の前で買い逃しました(笑)。
カラースーツをオシャレに見せる小物の色は?
カラーのお洋服を着る場合、最も悩ましいのは、合わせる小物の色です。お洒落に見えるかどうかは、これにかかっていると言ってもいいくらい。
この時のキャサリン妃はというと、黒やヌーディーなベージュを選ばれるかと思いきや、シックなグレーを合わせています。
2016年に初登場したヒューゴ ボスのもので、実は型押し。ローズピンクという甘さのある着こなしにシャープなテイストが加わり、洗練された印象になりました。
このように、甘さのあるカラーのお洋服にはクールなニュアンスカラーの小物を合わせると、フェミニンになり過ぎず、良いバランスになります。
寒色系のお洋服にもグレーは便利。上品でお洒落度がアップして見えるでしょう。
これまではジャケット×ワイドパンツもしくはスキニーの単品コーデでした
キャサリン妃のパンツファッションといえば、ずっと変わらず愛用されている、シングル、腰骨丈、ウエストシェイプという、トラッドテイストのシングルジャケットにスキニーを合わせるのが鉄板。
2018年の末頃からは新たに、ワイドパンツがワードローブ入りし、スキニーから形は変化はすれど、セットアップではなく、ジャケットとパンツの単品コーデは変わらずでした。
そんなキャサリン妃がセットアップのパンツスーツを着られるとは……。
すぐに私の脳裏に浮かんだのは、パンツスーツがお好きで、基本の公務スタイルともいえたメーガン妃のファッションでした。
実は影響された?メーガン妃が大好きなパンツスーツ
ご結婚以来パンツを頻繁に愛用されていたメーガン妃にとって、パンツスーツもアイコニックなスタイルの一つでした。
黒スーツが中心のメーガン妃に対し、キャサリン妃はカラースーツと、明らかに色は異なりますが、キャサリン妃のニュールックが、義理の妹のお気に入りスタイルからインスパイアされたことは間違いないでしょう。
モード系のスタイリッシュブランドを着用されているメーガン妃に対し、英国で誰もが知る高級スーパーのオリジナルアイテムからチョイスされたキャサリン妃。同じアイテムを着用されるからこそ余計にわかる、お二人の個性の違いが面白いですね。
タイプは違っても、センスにはお墨付きのメーガン妃から取り入れられるところは取り入れ、庶民感覚をプラスして自分スタイルにアレンジするのが、お得意なキャサリン妃です。
そうして挑戦されたこの新スタイル「パンツスーツファッション」、皆さんはどう思いますか?
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