家で過ごす時間が長い今年の春。それでも季節は確実に進み、あっという間に眩しい夏がやってきます。そんな夏まで長く使えるアイテムの筆頭といえば、羽織りもの。今はもちろん、夏の冷房対策に、日除けに、と大活躍してくれます。いざ欲しいと思ったときは品薄で欲しいものが見つからなかった、なんてことにならないように、時間のある今のうちにチェックしておきましょう。おすすめすてくれるのはスタイリスト室井由美子さん。着こなし術も一緒に伝授してもらいます!

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今回ピックアップするのは、トレンドを知り尽くしたスタイリスト室井さんが「まさに今年の顔」と話すサファリジャケットです。

サファリジャケットは今シーズンいちばんの注目アイテム。一見難しそうに思えますが、ディテールがあるからこそパッと着るだけでサマになりますし、たとえば今までライダースやジージャンを羽織っていたところをサファリジャケットに変えるだけで一気に新鮮な着こなしにシフトできます。そしてウエストにベルトが付いているので、きゅっと結んでウエストマークすれば、きちんと感のある女性らしいシルエットに。さらにはウエストマークのおかげで脚長効果もある嬉しい一枚なんです。逆にベルトを外してゆったりと着れば、休日らしいラフな雰囲気にもできて着回し力もかなり高め。薄手のものならシャツ感覚で取り入れられて、シーンも季節も幅広く着ることができます。大人っぽく上品に着るためにも”本物”っぽさを回避すべく、黄味のあるベージュやカーキのコットン素材は避けたほうがいいかもしれませんね」

シーンも季節も幅広く着られるサファリジャケットの選び方
✓ 共布のウエストベルトつき
✓ 女性らしく着られる落ち感素材
✓ 色は黄味のあるベージュやカーキ以外が安心

コーディネート①
フレアースカートを合わせるならベルトを結んで。

小物もとことんカジュアルにして軽やかに

 
 

通気性がよく、さらっとした感触のサマーウール100%のジャケット。シワになりにいので、気兼ねなく手持ちにもできます。「ポケットがさりげなく斜めに配置されていたり、ベルトが細めだったり、ディテールひとつひとつが計算されていて、実際に着てみたら本当にパッとサマになって感動しました」(室井さん) サファリジャケット¥82000/バレナ、スカート¥39000/エイトン(ビームス ハウス 丸の内) インに着たカットソー¥6800/マージン(ヴェルメイユ パー イエナ 青山店) ネックレス¥27000、バングル¥54000/アダワットトゥアレグ バッグ¥19000/ムーニュ(カレンソロジー青山) サンダル¥18000/カミナンド(ガリャルダガランテ 表参道店)

 
「いろいろ見ていく中で、特に優秀だなと思ったのがこちらのサファリジャケット。落ち感があるきれいめな上質素材、知的なネイビーなのでカジュアルになりすぎません。鮮やかなピーコックグリーンはネイビーと相性がよく、そしてネイビーが”真面目”になりすぎないおすすめの配色です。ミリタリー感を中和するためにもフレアースカートのようなフェミニンなアイテムを合わせるのがおすすめ。そのほか夏に着たいマキシワンピースに羽織ってもいいと思います。たっぷりとしたシルエットのアイテムに合わせるときは、ベルトをしてウエストマークするとバランスよく着られますよ」

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