43歳にしてシワなし、たるみなし。透明感あふれる美肌と美貌を保ち続ける美容家の石井美保さん。自身の悩みだった極度の乾燥肌や毛穴悩みを解消すべく、試行錯誤してたどり着いたのが「徹底してこすらない“摩擦レス”なスキンケア」です。「一週間で肌が改善する洗顔・クレンジング」をはじめとしたメソッドで、主宰するサロンの新規予約は2年待ち、美容誌で連載を持つなど、肌悩みを持つ多く女性の支持を集めています。さらに4月10日には著書「一週間であなたの肌は変わります 大人の美肌学習帳」を発売。今回はそのなかから、石井式「基本の洗顔法」をご紹介します。
【第2回】田中みな実さんも実践!「たるみをリセットする肌アイロン」とは?
【石井式スキンケアメソッドは”徹底してこすらない”が基本】
「カウンセリングをさせていただいて気づいたことは、ほぼ全員が洗い方を間違えている、ということ」と石井さん。肌をこするという”間違った洗い方”を続けていると、刺激から守ろうとして肌が硬くなり毛穴は開いたまま閉じず、さらに肌トラブルやくすみ・たるみまで誘発。だからこそ「美肌は洗い方が8割」なんだそう。まずは徹底してこすらない「摩擦ゼロ洗顔」を1週間続けてみて。肌が上向きになることを実感できるはず!
Q.朝も洗顔料で洗ったほうがいいですか?
A.はい。朝のスキンケアの浸透を促すために、”肌上の油膜”を洗い流すことをおすすめします。
朝の肌は、夜のスキンケアの残りと、寝ている間に分泌されて酸化した皮脂が混ざって、 表面に油膜が張られている状態です。水だけでは、この油膜を落としきることができません。化粧水などが肌の中に入りづらくなってしまうので、私は朝も洗顔料を使います。
Q.敏感肌なので洗いすぎが心配です
A.汚れが残ったままではかえって刺激に。優しく洗いましょう。
“肌あれがさらに悪化しそう”という理由で、水だけで洗う方も多いのですが、 肌の上に酸化した皮脂や汚れ、大気汚 染物質などが残り、それが刺激になって、かえって肌あれが悪化しがちです。そのため、刺激を与えないように泡で“押し洗い”することをおすすめします。ただし、赤みやかゆみがひどい場合は、 スキンケアでの解決は難しいため、皮膚科に相談してみてください。
Q.たっぷりの泡で洗っているつもりですが……
A.もう一度、自分の洗い方と下の写真を見比べてください。意外とこすっているものです。
皆さん“たっぷりの泡で洗ってます”とおっしゃいます。確かに泡立ては上手なのですが、洗う際に指を横にすべらせたり、くるくるとこすっている人が多いんです。泡を転がさずに押す“押し洗い”を徹底してみてください。赤みがあるなら、すすぎ方も見直しましょう。
【1週間で肌が変わる”摩擦ゼロ洗顔”・基本の洗顔編】
基本の洗顔STEP1
洗顔は「たっぷりの泡でこすらず洗う」
まずは石井式メソッドの要であり、お手入れのスタートである”洗い方”のチェックから。泡を転がさず「押す」だけで肌はみるみる変わります!
1.泡を手のひらにたっぷりととる。濃密でへたらない泡が◎
摩擦を防ぐには手と肌の緩衝材となる泡がマスト。密度が高くクッション性が高い泡が理想です。最初から泡が出てくるタイプが便利ですが、泡立てネットなどでモコモコの泡を作ってもOK。目安はピンポン玉3個分です。
2.泡を2等分して両手に半量ずつのせる
3.モフモフ押し洗いをする
顔全体に泡をのせたら、手で泡を垂直に押して洗います。 泡の圧で毛穴やキメの間に入った汚れを押し出すようなイメージで、 モフモフと押す動きを繰り返しましょう。
手を横にすべらせたり、くるくるする動きは、絶対にNG です!
額、あご、目まわりも押すだけ!
額やあごの裏、目まわり、フェイスラインにも泡をのせて、肌に対して垂直にモフモフと押し洗いを。
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