趣味と旅のガイドブックをつくるためのリサーチも兼ねて、年に3回以上海外旅行&出張をしていたトラベルエディターの私。コロナ問題が発生してからひたすら家にこもっていますが、これからの旅行プランはどう考えているのか。現状を紹介したいと思います。

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コロナ前に予定していた海外旅行はすべてキャンセル。2020年予定していたトラベルエディターの旅行プラン

オーストラリアのポートダグラスで撮影した写真。Zoom用の背景として提供していますので、私のTwitterからダウンロードしていただけます。

今年予定していた海外旅行&出張は決まっていたものだけで5つ。3月の春休みに出張と休暇を兼ねてニューヨーク、4月に新しくオープンするホテルの視察でグアム、夏休みに小学生の息子と一緒にプチ留学でアメリカ、秋には今お手伝いしているイベントのサポートでニューヨーク、年末年始に休暇でビーチリゾート…。2020年はより海外に積極的に出かけていこうと決めていました。
ですが、コロナウイルス問題ですべて白紙に…。
今では旅行関係の仕事はおろか、ファッション関係の仕事までほとんどがなくなってしまいました。私自身フリーランスの身なので、稼働した分しか収入が入ってこない立場。今は精神的な意味でも、金銭的な意味でも、すっかり旅行どころではない状態になってしまいました……。

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今、旅行しても安心な場所はあるの?

モルディブにてiPhone 11 Proで撮影した写真。偶然現れた虹に心が洗われました。

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緊急事態宣言が出る前の2月くらいまでは、「今ハワイに5万円くらいで行けるらしいよ!」という浮ついた話を周りでも聞きましたが、今は状態がより深刻になり、外務省がほとんどの国に対して、「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」または「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」という措置(詳しくはこちらの外務省海外安全ホームページをチェック)をとっています。

逆に、世界の多くの国も日本からの渡航者に対して入国制限(詳しくはこちらの外務省海外安全ホームページをチェック)をしている状態です。だから、万が一旅行しようとしてもほぼできないのが現状。もちろん、こんな情勢なので、いくら旅行好きの私でも、さすがに旅したいっていう気持ちが今は失せてしまっていて、休校中の息子と24時間一緒におうちにこもっています。

いつから旅行が再開できる? いつから旅行の予約をする?

今はこの写真をZoom会議の背景に設定しています。気分が上がるのでおすすめです。

では、いつから旅行できるのでしょうか。これは本当に難しい質問です。今年はもう海外旅行なんてできないんじゃないかという気持ちと、コロナ自粛が功を奏して、秋冬には世界が落ち着いてほしいという淡い期待の両方があります。

実際に私はどうしているかというと……ゴールデンウィークと夏休みの旅行は完全に断念したし、秋の出張用に予約していたホテル&飛行機もキャンセル。唯一、年末年始の休暇で泊まるホテルだけまだキャンセルせずに予約状態のままにしています。なぜなら、コロナの特例もありギリギリまでキャンセル料がかからない予約ルールになっているから。もう少し様子を見てからどうするかを検討しようと思っています。ちなみに、飛行機はまだ予約していません。


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国が計画している観光業を再活性化させるための「Go To Travel キャンペーン」とは?これで旅行しやすくなるの?

現在、国が新型コロナウイルス関連問題解決ために計画しているいくつかのアイデアの中に、「Go To Travelキャンペーン(仮称)」というものがあります。まだまだコロナが深刻な状況なのに、アフターコロナの娯楽のことまで考えているとは何事だなどという声も上がっているようですが、今回はその議論は置いておくとして…国としてはまず「感染拡⼤防⽌策と医療提供体制の整備及び治療薬の開発」、次に「雇⽤の維持と事業の継続」、そしてまた次の段階として「官⺠を挙げた経済活動の回復」=観光・運輸業、飲⾷業、イベント等に対する⽀援をしていこうと考えているようです。

予定されている「Go To Travel キャンペーン(仮称)」とは、 旅⾏業者などを経由して、対象の期間中の旅⾏商品を購⼊した消費者に対して、代⾦の1/2相当分のクーポン等(最⼤ひとりあたり2万円分/泊)を付与するというもの。まだ確定した案ではないようですが、今回大きな打撃を受けた観光業の方たちの助けになるなら、活用するのもアリかもしれませんので、頭に隅に置いておきたいと思います。


それにしても世界がこんなに近くなった現代において、海外に行けなくなる日がくるなんて、まったく想像もしていませんでした。今は増え続ける感染者の方のために動いてくださっている医療従事者の方に感謝し、1日も早い終息を願いながら外出自粛に努めていこうと気を引き締める毎日です。
これまでは毎日仕事に追われ、学校や学童、習い事に任せっぱなしだった子供とゆっくりべったり過ごせる貴重な時間と捉え、前向きに過ごしていきたいと思っています。

撮影・構成・文/高橋香奈子

 

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