女性にとってとても大切なデリケートゾーン。自分自身をいたわり大切にするためには、デリケートゾーンに直接触れる下着を天然素材にするのが大切だそう。パリ第13大学の教授陣が発足・運営する「フランス植物療法普及医学協会(AMPP)」のマスターフィトテラピストであり、AMPPの日本唯一の認定校である「ルボアフィトテラピースクール」の副代表を務める南上夕佳さんに教わります。

 


フィトテラピスト・南上夕佳さんに教わる、コットンの下着がよい理由

 

植物療法士/ルボア フィトテラピースクール副代表、AMPP マスターフィトテラピスト、「INTIME ORGANIQUE」ブランドインストラクター
体調を崩したことをきっかけに植物療法士の資格を取得。フィトテラピー発想のコスメブランドにてインストラクターを務めながら、数々のセミナーやカウンセリングを行う。著書に『自然ぐすり生活』(ワニブックス刊)がある。

女性の体にとって大事な臓器である“子宮”に直接繋がるのがデリケートゾーンです。しかし、デリケートゾーンは、ふだんから酷使されている場所。たとえば、排卵、月経、排泄、性行為、妊娠、出産…。だから、しっかりとケアをしていたわってあげなければなりません。

天然素材の下着に変えると、デリケートゾーンのムレやかゆみ、ニオイから解放されます

だから、女性にとって大事なデリケートゾーンに触れる下着はなるべく、肌へのストレスや負担の少ない天然素材にされることをおすすめします。天然素材とは、コットンやシルクのことです。

天然素材でつくられた下着は、通気性がよく、柔らかな肌触り。一方、ナイロンやポリウレタンなど化学繊維の下着は、天然素材に比べて通気性が悪く熱がこもりやすいのです。それゆえ、デリケートゾーンの蒸れかゆみ、ニオイの原因になることもあります。また摩擦が起きたときに黒ずみの原因になりやすいので、なるべく締め付けのない柔らかな肌触りの下着を身につけましょう。

体にとってはオーガニックコットンやシルク、コットン100%がよりよいですが、コットン混素材でも化繊の下着とは大きく違いを感じてもらえると思います。(南上さん)