「あれ……なんか太った?」
「つい夜更かししちゃう」
「1日100歩しか歩いてない。衝撃……!」

ここ数ヶ月の外出自粛の影響でリモートワークに切り替わった人たちの多くが抱える悩み。それは、運動不足・食生活の乱れ・通勤がなくなったことによる不規則な生活……つまるところ健康が危機だ!ということではないでしょうか。日常生活を徐々に取り戻しつつある今も、なまった体は疲れやすかったりして、なかなかペースを取り戻してくれないものです。

そんな中、家でできる運動習慣を上手に取り入れ、自粛期間中で−3kgのダイエットに成功したというのがタレントのアン ミカさん。一体どんなことをしているのか、聞いてみました。
 

短時間で効果絶大!ダイエットの神器は……「縄跳び」

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「テレビの収録がすべてリモートになって、これまでにないくらい家で過ごす時間が増えたんです。夫も家で仕事をするようになったので2人で家にいると『あれ?なんだか1日中食べ物のことを考えている気がする!』ってふと気づいて(笑)。家でじっとしていてもお腹は減ることがわかったので、動かなきゃ!と思いました。今は週4回、夫と一緒に朝と夜に運動しています。このルーティーンを取り入れてから2ヶ月弱で−3kg絞れたんです」

 

テレビ出演や自身の会社の経営で忙しい日々をおくっていたアン ミカさんに突然訪れた家での長い時間。外出自粛のなかで取り入れた運動習慣はどんなものなのでしょうか。

それはズバリ、縄跳びです! 実は、縄跳びは常に仕事先にも持ち歩いていた必須アイテムで。忙しくて走れないかわりに、スタジオの片隅で跳んでいたんです。外出できなくても、わずかなスペースがあれば跳べるので、今は夫とふたりで跳んでいます。

縄跳びって侮れなくて。子どもの時以来跳んでないな〜って人は試しにやってみてください。20秒跳ぶだけで起き上がれないくらいしんどいです。1分も続けて跳べたらたいしたもの。頭の中にある子ども時代の自分は二重跳びを楽々やっているのに、大人になった今の体の重さに愕然としちゃいます」

縄跳び。

運動習慣を取り入れるときに、ハードなものにしすぎると続かないので楽しみながらやることもポイントとのこと。アン ミカさんは旦那さんと一緒にゲーム感覚で続けているそうです。

「どっちの方が多く跳べるか、競い合いながらゲーム性を持ってやるのがいいんです。家族でやるなら、みんなで一緒にボードゲームで遊んで、その罰ゲームが縄跳びとかね。なるべく楽しみながらやるのがコツです。うちは夫婦のスキンシップも兼ねて、2人でできるストレッチも取り入れていますよ」

家族でルールをつくって、一緒に楽しく取り組むことこそが続ける秘訣。アン ミカさん夫妻はほかにも「不規則になりがちな今だからこそ、必ず0時には寝ること」もルールに加えたそう。忙しかったころよりも規則正しい生活になったことでお肌の調子もよく、目の下のクマも消えたのだとか!

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ハードルが高くない、気軽な漢方を取り入れて


健康において、運動と両輪となるのが食生活。
実は、アン ミカさんは「漢方養生指導士」の資格を持つ食薬養生のプロ。食べ物を薬であると知り、季節に応じて体をケアする食材を取り入れることで体調がとてもよくなるのだといいます。では、今の時期はどんなものを食べるのがよいのでしょうか。

「漢方の世界では季節の養生法というのをとても大切にしています。6/5~6/20は芒種で暦ではもう夏。心臓が弱りやすくなり、腸が傷つきやすくなるので、牛肉はあまり食べ過ぎないほうが。また、この季節は血をケアしたり、体温を整える食べ物が必要です。トマトやナス、きゅうりは体熱の発散や利尿、熱射病に良いですよ。お気づきかもしれませんが、季節に応じた体調をよくする食べ物って要するに『旬のものを食べる』ということなんです。

血のケアでいうと、とてもいいのがクコの実と菊の花。解毒をし、血をつくり、血をまわす食べ物です。よくお刺身の横に菊の花が置いてあるのは解毒作用があるからなんですね。料理で取り入れにくい食材だな、と思うかもしれないですが、クコの実はスープにちょっと加えるとか、菊の花はお茶に浮かべるとか、いつものメニューにちょっと足すだけでいいので手軽ですよ」

漢方と聞くとどうしてもハードルが高く感じてしまいがち。クコの実も菊の花も普段のお買い物リストにはなかなか入ってこないものだとは思うのですが、買ってしまえば普段のレシピにちょい足しするだけなので、ハードルは高くなさそうです。さらに、アン ミカさんからさらに手軽に始められる健康食の提案が。

黒豆: 黒豆とナツメと龍眼のお茶と、 黒豆とタンポポ根と黒ゴマ配合のタンポポ茶

「漢方はどこで買えばいいのかわからないという方は、まず黒豆を取り入れましょう。これは1年中取り入れてOKです。食べてもいいですし、黒豆茶などドリンクで摂るのもいいですね。私は通販で黒豆コーヒーを買って飲んでいます。ノンカフェインなので妊婦さんでも飲めますよ。女性ホルモンにもいいし、アンチエイジングにもなるし、ぜひ女性に取り入れてほしい習慣です」

取材後、すぐに黒豆茶を買いに走ったことは言うまでもありません。
運動を楽しくルーティーンにすることと、季節に合わせた食材を取り入れること。運動と食の両輪をうまく操って、外出自粛中に溜まってしまった不健康の素を取り除いていきましょう!

取材・文/宮島麻衣

 

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