みなさん、こんにちは。
いよいよ緊急事態宣言が解除となりましたね。
未体験ゾーンに突如放り込まれたような自粛生活。なんとも不思議な気分で、とても不思議な時間でした。
これまでの当たり前を小さく、大きく見直し、そして感謝して。そんな毎日を過ごすうちに、自分にとっての“真なるもの”への嗅覚が、以前にも増して研ぎ澄まされたような…。“真”と思えるものを肌感覚で捉えようとしている気がします。
きっと私だけではなくて、そう感じていらっしゃる方も少なくないのではないでしょうか。
その感覚もとても不思議で、自粛生活というのは、いろいろと不思議な感覚ばかりでした。
なにはともあれ、これを一区切りに、これまでの多くが見直され、変わり、“日常”や“通常”が新しくなりそうですね。
まだ予断を許さぬ状況ですから、今なお治療に尽力されている医療従事者の方々への感謝の気持ちを失うことなく、私たちは自分たちの健康を守り、少しでも新型コロナウィルスにかからないよう注力していくことが今は大事だな、とつくづく。
そして、いよいよ今週から撮影も再開です。でも、短時間かつ最少人数で。
この日の撮影はモデルカットもなし。大きなスタジオに、ちょこんと4、5人。
ある意味とっても贅沢で、これまでの撮影ではなかなかできないことで、そして、とても刺激的でした。
この日のコーディネートがこちら。
自粛生活中、ずっと着るのを楽しみにしていたのがこのジャケット。「アンクレイヴ」のものです。同じ編集部で顔を合わせるエディター&ライターのたえちゃん、東原妙子さんがディレクションを務めている注目のブランドです。
カジュアルに着られるジャケットをずっと探していたので、このジャケットとはうれしい出合いとなりました。カーディガン感覚というか、Gジャン感覚というか、とにかくラフにジャケットを取り入れてみたかったんです。
合わせたのは、前回もご紹介したカオスのシルクTシャツ。デニムはストレスフリーなノークのブラックデニムを。らくちんなのに、手抜き感がないスタイリングは撮影の日には大事。
このジャケットは、作りも、素材も、色もいい!
さりげなく華奢に納まるショルダーラインもいいし、ラペルも小さくて、ボトムとも合わせやすくて◎。
裏側のライニングは背中半分くらい、そして袖の内側に。熱がこもる背中は風通しも良く、腕をいれるのもスムーズで、私は気に入っています。
ブランド名の「アンクレイヴ(uncrave)」とは、「むやみに欲しがらない」ということだそう。そんな大人のための服がずらりと並んだ展示会もとってもよかった!ベーシックスタイルを洗練させてくれる、さりげないけれど力のあるものばかりでした。
コンセプトもじつに明解です。軸になっているのがセットアップで、たとえば、ジャケット×パンツというフォーマルスタイルはもちろん、同素材のアウターや、サロペット、ショートパンツという具合に、カジュアルにも変化させられるアイテムが揃っています。
あるいはテクスチャーの異なる素材を同色で合わせられるという楽しみ方も。だから、簡単に組み合わせの妙が楽しめます。着る人それぞれに組み合わせが委ねられているという、その提案にも共感。
ありそうでない新しい発想ですし、着る人の気持ちを射抜いている!
タグを見てそのお値段にもびっくり!なんです。オンラインショップゆえ、この価格が実現したそうですが、うれしさも購買意欲も増す一方。
素材も作りも、本物志向。シルエットもちょうどよく今っぽくて絶妙。
心から拍手を送りたい!
ちょうど自粛生活も1週間ほど過ぎて、このジャケットが届いたのですが、開けて「あっ!」…。
やってしまった。セットアップが軸になっているブランドなのに、私ったらジャケットしかチェックしていなかったという…。セットで着られるサロペットも買っておけばよかったと後悔。
オンラインで追加注文せねばーっ!
いろんなことが徐々に再開となりそうですが、気をつけながら、少しずつ、ですね。
気を張り過ぎず、でも気をつけながら。
また2週間後にお会いしましょう!
Good day!!
松井陽子
Instagram: yoko_matsui_0628
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