②ノーブルなヌーディカラーのワンピース
<2014年のガーデンパーティーではヌーディカラーで統一>
2014年のガーデンパーティーには、シャンパンカラーのレースの美しさが引き立つ、こんなワンピースを着用されていました。ウェディングドレスと同じブランドでご愛用のアレキサンダー・マックイーンによるビスポークです。
アシメトリーでサイドにお花が付いた大ぶりの帽子、結婚前からご愛用の英国ブランドのクラッチ&パンプスと、全身をヌーディーなカラーで統一し、ノーブルで品格漂うスタイルのキャサリン妃ですね。
この時もやはり、ロイヤルファミリーのなかでは色は控えめに。でもレースの豪華さや素材感、パテントの小物でバリエーションを見せた盛装スタイルがお見事です。
実は、これが2度目となる着回し。ガーデンパーティの前に同じワンピースをすでに着用されていたんです。
では初回時のファッションは?これが実に感動レベルなんです…。着回しの違い、分かりますか?
<礼拝ではベルトをつけてアレンジ>
このワンピースを初めてお召しになったのは2年前のこと。この時は、エリザベス女王の即位60年を記念したサンクスギビングデーの礼拝に出席ということで、お帽子のサイズは小さめながら、シフォンのお花やネットがついたデザインなど、華やかさと厳粛さが漂うものを合わされています。
靴もワンピースと同系色の鉄板パンプスをここでもご愛用。当時のお気に入り具合が伺えます。クラッチだけはローズピンクのサテンを選ばれ、さりげなく可愛らしさをプラスされているところがお上手ですね。
しかしながら、このワンピースの着回しで最も驚くべき点は、ウエスト!!
皆さんは気づきましたか?こちらのサンクスギビングデーの礼拝時には、ワンピースにグログランのリボンベルトが付いていますが、先述のガーデンパーティー時にはベルトを外して着回し!細かい!!(笑)
もともとウエストラインにこだわりの強いキャサリン妃ですが、ベルトを無くすことで、よりご自身のボディラインがよりくっきり見える結果に。それすら気にせず、さらに手間もかけてリボンを外す…キャサリン妃の意地以外なにものでもないでしょう(笑)。
③クリーム色の華やかなワンピース
<2016年のガーデンパーティはヘアをタイトにまとめてエレガントに>
こちらは4年前のガーデンパーティーでのキャサリン妃です。クリーム色のラッフル&ぺプラムがアクセントとなったワンピースをお召しになっていました。色はベーシックカラーで控えめ、でも襟から胸元、ウエストに、分量のあるフリルのディテールが女性らしさと華やかさを感じさせるデザインですね。
洋服と帽子で色を合わせ、クラッチとパンプスはヌードカラーと、微妙に色味が異なるシックなカラーコーデをされています。アップにされたヘアスタイルも手伝って、全身でとてもエレガントなスタイルで、この時にはジョージ王子&シャーロット王女と二児の母となられた、キャサリン妃の貫禄が感じられます。
では、これ以前に着用された時はというと…。
<ジョージ王子の洗礼式ではダウンスタイルで愛らしく>
ガーデンパーティで着られていたこのワンピース、実はジョージ王子の記念すべき洗礼式のためにつくられたものだったんです。ジョージ王子がお召しになっているのは、英国王室で代々受け継がれているホニトンレースのガウン。見事にキャサリン妃のワンピースとリンクしていますよね。
息子を抱いても、ちゃんと華やかさがでるラッフルの位置やデザイン、お花モチーフのお帽子に至るまで、こちらの写真を最初に見れば、納得ですよね。まさに、粛々とした祝賀の意が込められたスタイルでございました。
改めてガーデンパーティー と比較すると、洋服とお帽子は同じなんです!でも一見、イメージは大きく違って見えますよね。
これにはなんといってもヘアスタイルの力が大きいと言えるでしょう(正確に言うと、ピアスや靴は違うものを合わされています)。全アイテムの詳細を把握しているはずの私でさえ、一瞬帽子が同じだと気づかなかったほど(笑)。
新米ママの頃と二児の母となられたキャサリン妃が発する雰囲気の違いもあると思いますが、やっぱりヘアスタイルの威力を実感しますね。
このように、小さな小物使いから、ヘアのように大きく見え方が影響するところまで、様々な変化をつけながら着回しを駆使されているキャサリン妃です。
懐かしい写真とともに、春らしさ全開のキャサリン妃ファッションから、勝手に元気をもらい、自粛解除となった新たなステージも、安全&ポジティブに過ごしていきましょう!
前回記事「【キャサリン妃のテレワーク】Zoomでも品よく映える6つのファッションルール」はこちら>>
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