こんばんは。編集・川端です。「真夜中の読書会」、第11夜をお届けします。

今日は初めて大学生の方からお便りをいただきました。

「自粛生活で1人の時間が増える中、離れて暮らす親のありがたみを改めて感じています。家族をテーマにした心温まるお話があれば、教えてください」というリクエストにふるふると感動してしまった私……。

悩みに悩んで、ちょっと変化球ではありますが、今年の芥川賞候補作ともなった乗代雄介さんの『最高の任務』をご紹介します。

大学卒業を迎えた主人公の「私」と両親と弟の4人家族。そして、昨年、癌で亡くなってしまった聡明で洒落た叔母と「私」の物語。「私」に与えられた「任務」とはなんだったのか……。

娘の立場で読んでも、母の立場で読んでも、味わい深い作品です。
 

 

【第11夜】絵になる娘と、絵になりたくない娘と
 

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<今夜のトークテーマ>

・心温まる家族小説を探す
・読まれるかもしれない日記という敬愛の伝え方
・魅力的な娘をみる母の視点
 

<今夜の貸し出しカード>

『最高の任務』乗代雄介(著)


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『望み』雫井脩介(著)息子は殺人犯か被害者か――。無実を信じたい父親と、犯人でもいいから生きていて欲しいと願う母親。堤真一×石田ゆり子で映画化も決定!今年10月公開予定です。

 

リクエスト、ご質問も引き続き募集しております。番組内で採用された方には、バタやんがセレクトした本を1冊プレゼントいたします。

<次回>
6月10日(水)22時配信予定

下記よりご感想、メッセージをお待ちしております。


撮影/塚田亮平

 

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