こんにちは!
先日、3ヶ月以上ぶりに美容室に行ってきました。
会社以外の場所に、電車に乗って出かけるということ自体が久しぶりすぎて!
表参道の青々としたケヤキ並木を見上げるだけで、なんだか心が明るくなりました。

今日はちょっと私の髪の話をさせてください。

私の髪を救ってくれたVANさんのこと_img0
夜に髪を洗い、朝起きて、毛先にワックスをつけただけの髪。

私、ずっとずっと自分の髪に不満がありました。
後頭部の毛量がとてつもなく多く、そのうえ内側がうねっていて、常に全体が膨らんでしまうのです。
20代後半から30代は、ずっと縮毛矯正やストレートパーマをかけていました。

 

40代に入ってからは、もともと重みのなかった髪がパサパサッとしてきて。
パサパサの髪が常にボワーッと膨らんでいるという最悪の状態です。笑

なので、髪を傷めるストパーをかけるのはやめて、当時通っていたサロンの方にブローのやり方を聞き、ロールブラシで髪を伸ばすブローを毎朝していました。

でも、自分のブローで髪がきれいに整うことはなくて。
美容室でブローしてもらったときはツヤツヤになるのですが、自分では絶対に再現できず、私の髪は常にボワッと&ボサッとしていたのです。

今から2〜3年前のある日、ふとサロンを変えてみようかなと思いつきました。
自分の髪質には悩みつつも、通っていたサロンに不満があったわけではなかったのですが、ちょっと気分転換したかったのですね。

「誰かいい美容師さん知らない?」と、美容に詳しい元ミモレ編集長の大森ちゃんに聞いたところ、「とにかくカットがうまいよ」と、表参道にあるコクーンのVANさんを紹介してくれました。


で、結論から言いますと、VANさんに切ってもらうようになって、私の髪は変わりました。
髪型が変わったわけではなく、髪自体が変わったのです。
別にスペシャルなトリートメントをしてもらったり、ストパーをかけたりしてもらったわけではなくて。
カットだけです、カットだけで!!!

私の髪を救ってくれたVANさんのこと_img1
こちらがコクーンのVANさん。切る方も切られる方もマスク姿なのがご時世。


私の髪から、以前通っていたサロンのハサミの跡が消えるまでは、2年以上かかりました。(まだちょっとだけ残っています)
でも、VANさんが切った部分が増えていくにつれて、膨らみもパサつきもどんどん減っていったのです。

そのうえ、ブローをする習慣がなくなりました。そもそも、コクーンでブラシを見た記憶がない。笑 
ただ髪を乾かすだけで、こんなふうに収まるのです。

私の髪を救ってくれたVANさんのこと_img2
これはサロンで仕上げていただいた写真ですが、家でも、夜に洗って乾かして、翌日起きればこうなります。一晩寝かせることが、私の場合は大事。笑 ちなみに、朝に洗うとこんな感じにボリューミーに。

VANさんのカットのやり方は、「ノンブローカット」というそうです。ブローの必要のないカット、という意味です。

一般的に多くの美容室では、スタイル的に髪を減らしたい箇所は、髪を削ぐ、という手法をとります。毛先に厚みが出ないように、髪を削いで薄くし、ボリュームを減らすわけです。
でも、髪は削ぐほどに傷みます。

VANさんが髪を減らす方法は、髪を一律に削ぐのではなく、髪質や髪の生えている場所によって、とても細かく、「削ぐ、切る、残す」と選別しながらハサミを入れること。
VANさん曰く、「髪はどう切るかより、どう残すか! 髪は切るほどに傷むから。火を入れすぎると肉も固くなるでしょ。だから、できる限り切らずに残せる髪は残す」。

なるほど、私の髪のパサパサが明らかに減った理由は、ここにあったのか!

「あとね、毛先ばかりを見て切るのはダメ。毛先より髪の根元を見ることが大事。毛穴の向きは変えられないからね。髪質と骨格、そして髪の根元からの毛流を見て、毛先が落ちる位置を想定する。そして、その位置に合わせて髪を切るのが大事。ブローが前提の髪型に当てはめて髪を切っちゃダメなのよ。そんなブローテクニック、普通の人にはないから」

確かに〜〜〜!

私の左の襟足の髪は昔から必ずハネるのですが、VANさんに切ってもらうようになってから、そのハネが気にならなくなりました。ハネは変わらずにあるのですが、無理に直さなくてもなんだか馴染んで収まる髪型になっているのです。
そして、後頭部のボワーンという膨らみが、本当に減りました。
朝何もしなくても!

私の髪を救ってくれたVANさんのこと_img3
襟足にご注目ください。ハネは変わらずに存在しているのですよ。毛穴の向きは変えられないので。でも、そのまま好きなだけハネさせていても、全体を見たときに問題ない感じにしてくれるのがVANさんの最高なところ!!!
私の髪を救ってくれたVANさんのこと_img4
前から見るとこんな感じ。そろそろ、髪を伸ばそうかと思っています。実は、山根さんのセミロングを目指しています(照)

夜髪を洗ってドライヤーで乾かし、朝起きたらとかしもせずにワックスを毛先につける。
私のヘアスタリングは本当にそれだけなんです。
ハネを生かさず、全部内巻きにしたいときは、ヘアアイロンを使っています。
(滅多にやりませんが…)

私の髪を救ってくれたVANさんのこと_img5
イチジクの香りのロジェ・ガレのオイルを濡れた髪につけて乾かし、朝はザ・プロダクトのダマスクローズのワックスを毛先につけています。

40代の髪への気持ちをポジティブにしてくれて、朝の時間に余裕をくれて。
VANさんには感謝しかありません。
本当にありがとうございます、VANさん。長生きしてください。笑

私の髪を救ってくれたVANさんのこと_img6
帰りがけ、サロンのエントランスでVANさんをスナップ! コクーンがオープンして12年、スタッフはもう20人以上いるのに、辞めていった人がほとんどいないというところにも、VANさんの人柄を感じます。

VANさんのノンブローカット、コクーンのスタイリストさんたちは全員みっちり教え込まれているそうなので、髪に悩んでいる方、自分の髪質が好きになれない方にこそ、ぜひ体験してほしいです。
(引っ張りだこのVANさんにお願いしたい場合は、平日が狙い目のようです)

また、6月24日には、初の2号店も銀座にオープンするそう!(現在プレオープン中)
本当は4月24日にオープンの予定だったそうですが、今回の自粛騒ぎでずれ込んでしまったとか。銀座店を任されているのはVANさんの一番弟子で、ヘアドクターの異名を持つ泰斗さん。

ノンブローカットが広まって、髪に悩む大人が減りますように!

前回記事「パーッと派手な色を着たい!という欲望を叶えるTICCAのワンピース」はこちら>>

これまで紹介したコーディネート一覧を見る