配布された工作キットで自由に創る小学校の課題。猫や熊をモチーフにする子が多数派だけど、息子はアマビエとお相撲さんを作った。私だったらキッチリ均整の取れた目を描いてしまうところを、息子が描くとだいたい脱力系の表情になる。

仕事を再開して以来、読んでハマっているのが、欧米の主要紙。以前に、外務省の海外論調分析員として働いていた頃は、まさにこれが仕事だったのですが、今読んでも本当に知的好奇心が刺激されて面白い!

英語やフランス語って、国際的な仕事でもしなければ、何の役に立つんですか?

という声もあるかと思うのですが。結局、日本語メディアだけに接していると、日本人が観て、読んで心地良いものばかりを提供されている気がします。海外メディアなら何でもという訳ではなく、私はニューヨーク・タイムズ紙やウォールストリート・ジャーナル紙、フィナンシャル・タイムズ紙、エコノミスト誌、ルモンド紙のデジタル版に掲載される日本関連報道を中心に読みます。そうすると、身の回りで起こっていることが、俯瞰して見られるようになります。日本社会について論評されることへの憤りは私は感じなくて、ビジネスにおいても生活においても、客観的に物事を捉えるための助けになると思っています。そのことは、自分を精神的に楽にしてくれる効果もあります。

始めてみようかな、という人にお勧めなのは、まず無料(かそれに近い低料金の)試読で好みのメディアを見つけて、自分に合うかどうかを知ること(一定期間を過ぎると、正規の購読料金に自動更新されるのでご注意を)。そのメディアのサイト内でJapanをキーワードに検索をかけると、日本関連記事が表示されます。さらに過去一ヶ月間等、期間を絞ってソートし直し、最新のものをチェック。日本関連だとトピックスの背景を知っているから、英語が完璧でなくても、だいたい読み進められます。私もほぼ毎回、辞書で調べないとわからない単語や言い回しが出てくるのですが、一流紙の記者たちが使う英語やフランス語は、学んで損は無し。勉強になる。日本のジェンダー問題でモヤモヤしたら、ニューヨーク・タイムズのMotoko Rich東京支局長の記事を読んでみる。

メディア以外では、例えば、アフターコロナの世界のビジョンは?という問題に国際的な視野で触れてみたいと思ったら、私は今週、グテーレス国連事務総長からの発信に加えて、(ダボス会議で有名な)世界経済フォーラムのシュワブ会長による記事を読んで、なるほど〜と思いました。その中でキーワードになっている「Great Reset」について理解を深めたいので、これからそのサブサイトを読んでいこうと思っています。これらの読後感をざっくりまとめれば、日本で私たちが考えているよりも、国際社会ではコロナからの復興において、人権や環境、公平性等の課題を重視しようというビジョンを描いているのだな、ということです。

書かれてある内容の一つ一つに同意するかは、またその先の話。世界の知識層の間で何が話題になっているか、どのような議論がなされているかを知って、自宅に引きこもっていても大局を把握したい!子どもを育てる上でも、近視眼的な情報にばかり頼るよりも、親こそ広い視野で世界を見ることが役に立つはず。どのような方向性で能力を伸ばしてやるべきか、考えたりする上で。文学部を卒業し、古典文学等を読む重要性も理解しているつもりですが、なかなか本を読む時間の余裕が持てず。。。今は本当に興味のある情報源に接する毎日です。