“コロナ自粛うつ”ではなく、“自粛明けうつ”のような気分になっているエディターが、本格的な仕事の再開に向けて自分を鼓舞する「アガるコスメ」を紹介します。
フリーランスの私にとっては幸か不幸か分からない面もありますが、4月に緊急事態宣言が出てから今週までの2か月ちょっとの間、宣言通りしっかりと自粛していたフリーランスエディターの私。予定していた10本以上の撮影はキャンセルになり、打ち合わせはすべてオンラインに。緊急事態宣言が解除されてからは、少しずつ撮影を再開してもいい状態になってきましたが、まだ子供の学校が本格的に再開していなかったため、オンラインで仕事を進めていました。
ですが、今週からついに外での打ち合わせや撮影がスタート!!
コロナ自粛前は外での仕事が当たり前だったのに、この2か月ちょっとの新しい日常に慣れてしまったら、すっかり前のような暮らしに戻るのが怖くなってしまって、“自粛明けうつ”のような気分になってしまっています。うつという言葉を気軽に使うのはよくないと思いつつ、この憂鬱な気持ちを表現するにはその言葉が近いように思えてなりません。
私が戻りたくない“前のような暮らし”とは、忙しすぎる暮らしのこと。撮影がある日は朝4時、5時に起き、子供の朝食をつくり家を出発。夜になったら学童が閉まるまでにダッシュで子供を迎えに行き、子供を寝かしつけたら、そこから原稿。数時間の睡眠で朝を迎えるーー。ほぼワンオペ育児なので、こんな毎日でした。ですが、エディターという仕事は天職だと思うくらい大好きで、仕事に関してまったく不満やストレスがないので、こんなハードな生活でもこれはこれで充実していると思っていました。ですが、4月に一気に撮影がキャンセルになり、スケジュール帳がスカスカになるくらい仕事がなくなり、子供の学校も休校に…。
すると、自分でも意外だったのですが、自粛になったことへのストレスはなく、逆にこれまでいかに子供との時間を取れていなかったか、人間らしい生活ができていなかったかに気づいたんです。毎日、子供にべったり寄り添って、一緒にご飯を食べて、一緒に観葉植物に水やりをしたり、花の種を植えたり…。「わ〜、学童のお迎え時間まであと5分だ!」と焦ってダッシュしたり、打ち合わせが長引いて次の打ち合わせに遅れそうと慌てふためくこともなくなり。自粛でできないことも増えたけれど、一方でこの生活が平穏で豊かだと感じていました。
今の生活が心地いいから、外での仕事が再開することが本当に不安で不安で…。でも、周りが変わるのに自分だけこのままっていう訳にもいかないし、仕事は大好き。だから、大好きなコスメで、前向きに気分を上げていこうと思った訳です。
前置きが長くなりましたが、私の心を支えてくれるお気に入りコスメを紹介します。
オンラインショップで何度も売り切れ!やっと買えたエルメスのリップ
3月に発売したエルメスのリップ。買いたくてオンラインショップをずっとチェックしていたのですが、売り切れていたり、カートに入れようと思ったらタッチの差で売り切れてしまったりとずっと買えずにいました。
自粛期間中の4月の末。ふとオンラインショップを見てみたら、偶然残っていて、やっと手にすることができたんです。それがこちら。1本7200円と、リップにしたら高いのですが、エルメスだと安いかもと思っちゃうから、ブランドへの憧れのパワーってすごいですね。
さて、そんな思い入れのあるリップだけに、なかなかもったいなくて使えずにいたのですが、この自粛明けのモヤモヤ気分を払拭するためにもついに開封の儀を取り行いました(笑)。
塗ってみると、こんな感じです。エルメスを代表する「ルージュアッシュ」は、ワインレッドのような色。リップの色だけをみると濃いように思うかもしれませんが、実際に塗ると軽やかで伸びが良いので主張しすぎません。
今、オンラインショップを覗いてみたら、かなりのカラーが並んでいたので、以前よりも手に入りやすくなったのかもしれません。よかったらチェックしてみてくださいね。
メイクアップアーティストの早坂香須子さんがプロデュース。濃密な香りで心を癒すネロリラ ボタニカのエロス
ミモレのナチュラルライフの特集で“センシュアルケア”についてのリサーチをしていたときに見つけたのがこちらのコスメ。メイクアップアーティストで、アロマテラピーインスタラクターの資格ももつ早坂さんと、オーガニックアロマスパ「シンシア・ガーデン」によるスキンケアブランド「ネロリラ ボタニカ」のもの。
なんと、900年前に活躍したドイツの修道女であり、植物学の祖・聖ヒルデガルドが愛用していた“媚薬”のレシピを元につくられているそう。“媚薬”という言葉に、「エロス」というシリーズ名になんだかワクワクするのは、私だけではないのはないでしょうか。私の場合は、アラフォーになってからの「女性としてこの先どんどん枯れていくのでは…」という不安な心にぴったりとフィット!さらには、占星術師Keikoさんのルナロジーの大ファンの私にとっては、“満月の日に調合”されたというつくり方にもグッときました。
というわけで、これだ!と思いすぐに買ったのですが、香りもとっても好みでした。なんだか懐かしい香りで、自粛明けの生活に対する不安な気持ちがす〜っと落ち着いていくような、同時に気分が高揚するような…。
香りの成分を見てみると、脳を活性化させポジティブな気持ちに導くと言われる「ウインターセイボリー」、不安な気持ちを取り去ると言われる「ネロリ」、生命エネルギーを活性化すると言われる「ベチバー」などオーガニックの精油が配合されていると知り、納得!
インヤンバームは香りが長持ちするので香水がわりに使っています。
同じ「エロス」のシリーズには、オイルとミストもあります。こちらは2点セット。オイルはボディマッサージやヘアオイルに使えます。パートナーと互いにマッサージしあうのもいいみたいですよ!
ミストは、国産ローズ水に「エロス」の香りがプラスされています。髪や体にシュッとスプレーして香りを全身にまといます。
香りのパワーは偉大ですよね。私のお守り代わり的香りです。
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