こんばんは。編集・川端です。「真夜中の読書会」、第13夜をお届けします。

「共感できないものは不快である」、「共感できないものは叩いていい」という風潮が強まる今、あらゆる立場の人が「お気持ち」の表出を求められるようになってきています。

そのお気持ちの発露がニュースになり、コンテンツになる……そういった感情のコンテンツ化はどんどん進み、私たちはいつの間にか、消費者のつもりが無償労働者になっているのではないか。そして私たちの日常は、どんどんリアリティショー化していくのではないか……そんなことを危惧しているバタやんです。

今日は、nowakiさんからいただいたお題「“尊重はするけど無関心”と支援」というテーマをもとに、大塚英志さんの『感情化する社会』を掘り下げます。

 


【第13夜】リアリティショー化していく日常の中で、“感情消費”と距離を置いてみる
 

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<今夜のトークテーマ>

・政治的決断にも不倫スキャンダルにも「お気持ち」を求める社会
・感情の発露という無償労働(フリーレイバー)化
・安達祐実が安達祐実役を、柴咲コウが柴咲コウ役をやるドラマ

<今夜の貸し出しカード>

『感情化する社会』大塚英志(著)


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<次回>
6月24日(水)22時配信予定

下記よりご感想、メッセージをお待ちしております。


撮影/塚田亮平

 

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