ポストコロナで今までの日常はもうこれからの日常ではなくなるのでしょうか?

Civil Disobedience
これは「市民の不服従」と日本語では訳すのでしょうか?

 

2012年2月、トレイボン・マーティンという17歳の少年が、フロリダ州にある父親の婚約者の家に滞在していたときのこと。コンビニエンスストアに行った帰りに、自警団員に不審者として警察に通報された上、口論となり拳銃で殺されました。
この射殺事件が、正当防衛という形で済まされそうになったことから始まった運動のことです。

その翌月3月にはフロリダ州の高校生が、正統な裁判を求めて行進しました。
2013年に3人のアフリカ系アメリカ人女性によって市民運動が設立されました。
黒人に対しての暴力や構造的な人種差別の廃止を訴えた積極行動主義の社会運動です。
特に無抵抗な黒人への暴力や殺害、犯罪者に対する人種による不平等な取り扱いへの不満を訴えています。

そしてこの5月にまたミネソタ州で、黒人男性を白人の警察官が取り締まり中に窒息死させたことで、大きな抗議運動が世界中で始まりました。もちろん日本でもニュースで取り上げられたことと思います。
今回はコロナウイルスのロックダウン中にアメリカの各地で大規模なデモストレーションが始まり、中には暴徒化した人が店舗などを破壊し、商品を奪っていったケースもたくさんあります。

真に正当な裁判と正当な警察の対応を求めている人と、コロナウイルスで溜まった鬱憤を晴らそうと便乗したと思える人もいます。

デモストレーションに参加しなくても、コロナウイルスのために職を失った人、この先の生活に大きな不安や不満を持っている人にとって、この事件が一つの何かのきっかけとなったのは確かです。

ロンドン、先週の土曜日のパリと、デモストレーションは世界中に広がっています。

6月2日、SNSでは世界中の人々が #blacklivesmatter のタグをつけて一面真っ黒な画面を投稿していました。
そんな状況の中、私のインスタグラムでは日本の人だけがいつも通り、ファッションや食べ物などの投稿を。ちょっとびっくりしました。

人種差別はもとより、貧富の差、ポストコロナでこれから起こるかもしれない経済危機……。
世界中、これからもっと混沌とした社会になりそうな今、日本に住んでいてあまり世界のニュースが入ってこないとはいえ、もう少し世界のニュースに目を向けておくことが、必要なのではないでしょうか?

このビデオはちょっと長いですが、今の状況をよく語っていると思うので観てみてください。
 


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