大人の学びの場


 かおさん 

もし「大人の資格勉強に興味ありますか?」と聞かれたら、そうねえ、手軽に始められて、身になるものだったら少しは……と数年前は答えていたかもしれません。

興味のあるものがない、本当に面倒くさがり、長続きもしない、子育てに家事に仕事にと、時間もそもそもないし。

そんな私ですが、最近事情が変わってきました。それは、去年末に第二子を出産して、育休に入り、はたと気づいたのです。最近のコロナ禍、自宅でたまにテレワークしている建築士の主人を見て、技能があると会社に行かなくても仕事ができるんだ、その点私は営業フォローの事務職で、会社にいなければ仕事にならない、特定の技能もないし、そもそも私、入社歴は長くなってきたけれど、復帰したときに会社に求められる人材であり続けられるのだろうか。と。

そんな夜間授乳の合間に出会ったのが、この〔ミモレ編集室〕募集の記事でした。
『ミモレ編集部の舞台裏を覗き見るといったことだけでなく、講談社内外の編集者たちから仕事術や文章術を学べます』
『ミモレの「編集者」や「ライター」になれる道も開かれています。』
の文章に惹かれ、初めてやってみたいと思えた大人の学びの場でした。
月額をみて、無収入の私にはハードルが高いけれど、やめたかったらすぐにやめればいいと、参加申し込みをぽちっとした夜でした。

参加して初めてのウェブ会議は見事、小学校一年生の娘と乳児のお世話で参加することができず、入会したことを少し後悔する羽目になったのですが、そこはウェブ会議のよいところ。
後日アーカイブがアップされ、お姉ちゃんを近くの公園に連れていき遊ばせて乳児を抱っこして寝せている間に、チェックすることができました。

また、ライティング講座はいつも見ているバタやんさんが講師となって、私たちに向かって書くことのコツを資料を使って伝授してくださる!なんとも不思議でうれしい体験でした。
久しぶりにノートとペンを持ち出して気になることをメモしてみたり。
今までずっと家にいるということもあって一日があっという間、今日が何曜日かも忘れてしまうほどだから、何もしないまま1カ月が過ぎていく中、いつでもどこでも受講ができて、何かを得ることができる体験は、私にとって思った以上に大きいものでした。

そしてさらにうれしいことがもうひとつ。

実践の場である、興味あるカテゴリー別(例えばファッション班だったり、美容班だったり)にブログを書く場があるのですが、書いたそばからメンバーの方からスタンプやコメントをもらえるのです。私はまだ他の方のブログをあまり覗けず、ひとつくらいしかブログを書いていないのですが、そんな私にも温かく、お互いを応援しているようなコメントをいただき、それだけで臆せず次も書けそうという気持ちが!(何度も書きますが、まだひとつしかブログをかいていませんが。。)
 

自粛期間中の子育てについて綴ったブログ「イライラからのしばしの脱却!」には、涙が出たというコメントも。

バタやんさんの講座の中で、ウェブライティング上達で必要なことのひとつに、書き続けることの大切さを教えてもらい、ここにはそれがちゃんと用意されているのだなあと実感しました。

そしてちょうどミモレのコラムを書く場も用意され始め、もしかしたらこの先、このつながりが、ミモレで活躍されているコラムニストさんやスタイリストさんや編集部の皆さんと直接技術を指南いただける機会があったり、文章を書くお仕事につながったりして。と密かに期待していて。声を出せば、その案もミモレの編集部の皆さんが検討してくれそうな相互関係もあります。

この〔ミモレ編集室〕が自分の働き方の多様性や可能性を生み出してくれるんじゃないかと、今とてもワクワクしています。

かおさん

東京都在住。 現在産休中、6歳と0歳児の母です。 日々のちょっと心地よくなる事柄を見つけて、毎日を過ごしたいなと思っています。 どうぞよろしくお願いします^_^

 

4月に実施したオンラインの「編集・ライティング講座」より、ライティング編(文章講座)の講師を担当することになった私……なんと、編集長からの突然のご指名でしたが(汗)。読むことも書くことも好きなのですが、秩序立ったハウツーとして人にお伝えするとなると別問題。おかげで毎月、私の頭の中が整理され、トレーニングされています。書くことは「発信する」だけでなく、気持ちを「整理する」、「癒す」といったセルフカウンセリング効果もあると常々思っていました。誰かと競争したり、ディスりあったりがないメンバーブログ。ご自身の、そしてメンバー同士のヒーリングの場としても使っていただいていて、ミモレっていいなとあらためて感じました。
明日からも引き続き、メンバーレポートをご紹介します。


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