まおちさんからの質問

Q. 汗っかきなのが悩みです。


気温が上がるとマスクの下は汗でびっしょり。せっかくメイクをしても崩れてしまうし……。髪やワキの汗対策も気になります。皆さん、どのような対策をしていらっしゃいますか?

 


教えてくれたのは、チームmi-mollet 長谷川真弓さん

A.コスメを上手に使って「汗」・「熱中症」対策を!


去年の今頃も「暑い!」と言っていましたが、今年は昨年以上の猛暑になるとか。さらにマスク着用でマスク内に熱がこもるため、熱中症対策もしていかなければなりません。これを聞いただけでうんざりしますよね。
私も汗っかきなので、汗対策の悩みはよくわかります。何とか汗をかかないように、熱を逃がす方法を“探しては試す”の繰り返し。最近は汗対策に特化したコスメの登場やお手入れ法も紹介されているので、上手に使いこなしたいですね。
ここで、私が実践しているお手入れ法を紹介します。


●冷感マスク
今、最も欲しいのは「通気性の良い熱がこもらないマスク」ではないでしょうか? ユニクロの「エアリズムマスク」を始め、各メーカーから機能性マスクが登場しています。海外に住んでいる友人いわく、「夏向けのマスクを作っちゃうところが何とも日本人らしい」と言っていましたが、通気性がよく、さらに“ひんやり”感を得られるマスクは本当にありがたいです。

私もいくつか試してみたのですが、リベルタの「フリーズテック 氷撃エチケットマスク」はひんやり感を一番感じたマスクでした。汗や湿気を利用してマスク生地の湿度を下げる特別な仕様になっていて、呼吸もラクにできるのが嬉しいですね。

マスクを濡らすとより清涼感を得られるのでおすすめ。 フリーズテック 氷撃エチケットマスク ¥1300(税別)/リベルタ お問い合わせ先/リベルタ tel. 0120-718-456

●フェイス
暑さ(熱)や蒸れ(湿度)で毛穴が開いて悪目立ちしたり、汗で肌荒れしてしまうという悩み。マスクの影響で夏場はより一層の毛穴対策が必要となります。例えば、収れん効果のある化粧水に切り替えるのも良し。私は愛用している化粧水を冷蔵庫で冷やしておいて、お手入れ毎に取り出しています。冷たい化粧水が毛穴をキュッと引き締めてくれるので、朝のスキンケアにおすすめです。
また、冷やした保冷剤を首の後ろやワキに当てると汗が引くので、メイクをする時にも使っています。


●ヘア
汗で髪がうねるし、汗が髪にこもるとにおいも気になりますよね。そこで活躍するのが、マンダムの「モワトレ 薬用デオドラントショット」。頭皮のにおいが気になるという声から商品化され、瞬く間にヒット商品になりました。私はドライシャンプーのように使っていますが、髪もサラサラになるし、リフレッシュ効果もあるのでオフィスに1本常備しています。
 

汗・皮脂量の多い頭皮の汗やにおいを抑え、しっかりケア。 モワトレ 薬用デオドラントショット(無香料)【医薬部外品】 70g ¥800(税別)/マンダム お問い合わせ先/マンダム tel. 0120-37-3337


●ボディ(ワキ)
「ワキ汗は抑えられる!」というキャッチコピーを聞いて驚いたのがライオンのBanシリーズの制汗剤。汗の出口に“フタ”をして、汗はもちろん、においもケアしましょうという研究技術はお見事! ワキ汗が気になる人、においが気になる人はもちろんですが、今ではエチケットとして使用している人も増えているそうです。

夜までしっかりガード。ワキ汗・ワキのにおいをシャットアウト。 Ban 汗ブロック プラチナロールオン【医薬部外品】 全2種 40mL ¥1000(税別・編集部調べ)/ライオン お問い合わせ先/ライオン tel. 0120-556-913

それでもワキ汗が気になるという方は、思い切ってボトックス注射をしてみてはいかがでしょうか? ボツリヌス菌が産生した成分をワキに注入し、過剰な汗を抑える治療になります。私もボトックス治療を受けましたが、以前と比べ汗の量は格段に減りました。アヴェニュー 六本木クリニックの院長である寺島洋一先生は「ワキ汗に悩んでいる方は意外に多く、女性は若い世代から高齢の方まで年齢を問わず相談にいらっしゃいます。今は男性も増えてきましたね」。
個人差はありますが10分の1程度に汗の量を減らすことができるため、汗ジミが気になる人やストレスに感じていたらクリニックに相談してみてください。
 

PROFILE
  • 長谷川真弓(はせがわまゆみ)美容エディター・ライター 編集プロダクションを経て、広告代理店で化粧品メーカーの営業を7年半担当。化粧品のおもしろさに目覚めたのち、2009年INFASパブリケーションズに入社。美容週刊紙「WWD Beauty」の編集を担当し、2014年にフリーへ転身。ビューティにまつわるヒト・コト・モノを精力的に取材している。現在は講談社Webマガジン「mi-mollet(ミモレ)」の他、@cosme、TOKYOWISEなどで執筆中。 この人の回答一覧を見る
取材・文/長谷川真弓
(この記事は2020年7月5日に掲載されたものです)

 

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