UNICOのソファはLOM、テーブルはMANOAという別のシリーズの組み合わせ。母が毎年作ってくれる紫蘇ジュースを、ソーダストリームの炭酸水で割ります。イッタラの小さめグラスはワインにも丁度良く、食洗機に入れられるので、フル活用。incompletというガラスジュエリーのブランドを展開する大平恭子さんによる花瓶、プジョーのペッパーミル等、お気に入りに囲まれる空間。

数年前までは我が家では、普通のダイニングセットとソファを使っていたのですが、その後廃止し、冬はこたつになる座卓(以前にブログでご紹介した日美のもの)で食事、仕事、勉強、遊び等全てを済ませていました。今度は夫がまたソファか、L字型のソファダイニングが欲しいと言い出し、昨年末くらいからインテリアショップに見に行ったりしていたのですが。在宅勤務で腰痛を訴えだしたのを機に、6月にようやく家族で本気で選び直し、購入しました。

私と息子は、やはりパソコンに向かったり、書き物をしたりするのは、腰が安定する床座です。なので、こたつはそのまま移動させてキープ。夫は仕事をするにも、くつろぐにも、ソファダイニングが快適なようです。

カバーはドライクリーニングに出せますが、知人からもらったお気に入りの布を掛けています。白いほうは、UNHCRウガンダ事務所勤務時代にエチオピア人の同僚から贈られた、彼女の祖国では伝統的に体に纏ったりするのに使われる布。赤いチェック柄のほうは、何十年か前のイギリス土産。

ミモレのブロガーになって欲しいくらい貴重な経験と文才を持つ知人のお話

先日、在宅勤務の合間にNHKをつけたら、「ひるまえほっと」という関東のローカル番組に、1990年代のルワンダ勤務を機に知り合った、ルダシングワ真美さんが出演されていました。ムリンディ/ジャパン・ワンラブ・プロジェクトというNGOで、義肢を製作されています。お元気なのだと嬉しく思った直後、寄付者に送られるニュースレターを両親が転送してくれ、不可抗力により、これまで築き上げてきた活動が、ほぼ振り出しに戻ってしまったことを知りました。

私もルワンダで訪れたことのある活動拠点が強制撤去されたことを伝える、深刻でありながらユーモアも忘れない真美さんの文章の中で、特に印象に残った部分。

「そしてまたしばらくして、ショベルカーは再び戻ってきて、今度は流れている川の護岸工事を始めた。大きな力で、あっという間に川幅を広げていく。私たちが何年もかかってできなかったことを、一瞬で成し遂げてしまう。その工事をしている手前の川の中。何人もの子供たちが、がれきを拾っている。壊された建物のレンガであり、鉄くずのような他愛もないものだ。泥水のような色の川の中で、それらを拾っている。彼らはそれを拾って、お金に換えて、今日の生活の足しにするのだ。子供同士連携して、拾う子、洗う子、分ける子、手際よく作業を進めている。果たしていくらになるのか?どうせ大した金額にはならないだろう。

それを見て、思った。ああ、私は彼らのように生きていこう。後ろにあるショベルカーのように、大きな力を振りかざすのではなくて、ほんのちいさなものから力をもらって、したたかに生きて行こうと。そのショベルカーと子供の対比は、すとんと私の心の中に入ってきて、自分がどうやってこの先生きていきたいのかがわかった。」

私よりも少し年上の女性が、若者にも無いようなパワーで、手や足を失った人たちを助ける為に、長年ルワンダに根を張って逞しく活動している。そのような生き方に、混沌とした時代に悩みがちな私たちも、力をもらえる気がします。

あまりに感激して、すぐさま、ニュースレターに紹介されていた自然エネルギーのハチドリ電力に切り替える手続きを取りました。電気代の1%が希望のNPOに寄付されるのですが、真美さんの団体「ムリンディ/ワンラブ」を選び、任意の月々の自動寄付も、心ばかりですが上乗せさせて頂きました。家族の在宅時間が増え、電気代も馬鹿にならないので、良いタイミングで契約できました。