「もしスタイリストがユニクロの洋服だけで1週間着回すなら……」というテーマで、ユニクロの服を購入。今回は、着回すアイテムの選び方とその魅力を紹介します。 

 

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Sサイズスタイリストが考える効率のよい着回しワードローブの揃え方

スタイリスト川上さんが約3時間かけて選んだ厳選の7枚。商品クレジットは下に掲載。

ユニクロのアイテムだけで1週間着回すというお題を受けて、お店に足を運び、何度も着回せるという視点で探し、最終的に購入したのがこちらの7枚です。それぞれのアイテムの特徴を紹介する前に、なぜこの7枚にしたのかについて紹介したいと思います。

まず買おうと決めたのは、クローゼットを何度断捨離しても必ず残っていて、すでに着回し力が証明されていた黒のイージーアンクルパンツとユニクロ ユーの白Tシャツです。手持ちのものが少しくたびれていたので、新しく買い直しました。

私自身、コーディネートを組み立てるときにボトムから選ぶと失敗しないというマイルールがあるので、先にボトムをチェックしました。すでに購入を決めていたイージーアンクルパンツとはシルエットが異なるワイドパンツがあれば、着こなしの幅が広がると思ったため、ワイドパンツに絞って探しました
デニムでワイドシルエットを取り入れることも考えましたが、小柄な私がうまくはきこなせるワイドデニムが見つけられなかったので、リネン混素材のワイドパンツに。

そして次に選んだのが黒ワンピースです。
普段あまりワンピースを着ないタイプですが、夏は別。腕の露出ができるので、Sサイズでもロング丈のワンピースを着られます。一枚で着たり、上にはおりを加えたりと、着回して印象を変えやすいのでワードローブに加えました。

撮影/目黒智子

ワンピースの上にはおれるものが欲しいと思い、見つけたのが透け感のあるカーディガンと、リネンのシャツです。シャツは肩にかけたり、腰に巻いたりしたかったので、差し色を選ぶことにしました。またシャツは黒の細身パンツと合わせたかったので、黒とコントラストがつきすぎない差し色を探した結果、グリーンに。ゆったりとしたリネンシャツとワイドパンツは、Sサイズには着こなせないと思ったので、ここの配色は気にしていません。

最後に、少し印象を変えられ、一枚で華やぐものがあったら着こなしの幅がもっと広がると思い、ボウタイブラウスを追加。ボウタイは結び方によっていろんな表情が作れるので、着回しに便利なアイテムです。袖があるとレイヤードできないので、ノースリーブを選びました。

全体的にはサファリ系の色味にまとめています。
少ないワードローブで効率よく着回すには、白と黒はベースの色として入れておくのがいいと思います。印象を変えるには差し色があったほうがいいですが、色を何色も投入してしまうと、差し色×差し色という難しい組み合わせになってしまうため、ワードローブをうまく回せなくなってしまいます。

また、白、黒、強い差し色など、印象が強い色だけのワードローブにしてしまうと、また同じ服を着ていると思われがち。なので、ベージュなどのニュアンシーな色も入れておくことも大事です。

 
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