みなさんの周りに、最近やたらとタイに詳しくなった人はいませんか。あるいは、妙に海外の通販に小慣れてきた人はいませんか。もしくは「BW」という2文字を見るだけで、原因不明の涙が出てくる人はいませんか……?

もしいたとしたら、それはきっとこのドラマのせい。微笑みの国・タイから生まれ、今、地球の平熱を2℃ばかり上昇させているときめきのエルニーニョこと、ドラマ『2gether The Series』(以下、『2gether』)。

写真はGMMTV公式Facebookより。


今年2月から放送が開始されるや否や世界中でファンを生んできた『2gether』ですが、めでたく本格的な日本展開が決定。7月31日(金)正午からRakuten TVにて独占先行配信がスタートします。『愛の不時着』『梨泰院クラス』などアジアドラマが旋風を巻き起こしている2020年。その決定版にして、最強のハリケーンがついに日本に上陸します!
 

 

何も言いません。とりあえず第1話を観てください


改めて『2gether』がどんなドラマか説明すると、一言で言うなら「偽物の恋から始まるピュアラブストーリー」。主人公は大学1年生のTine(Metawin Opas-iamkajorn/通称Winくん)。女の子が大好きなTineはモテたい一心で、可愛い女の子がたくさんいるチアリーディングチームに入部するものの、迫ってきたのは、好きになったら一直線の男の子・Green(Korawit Boonsri/通称Gunくん)。

Greenの猛アタックに困り果てたTineは、悪友のアドバイスを真に受け、ある計画を実行します。それが、学内ナンバーワンのスーパーイケメン・Sarawat(Vachirawit Chivaaree/通称Brightくん)に偽の彼氏になってもらうこと。ところが、このSarawatは超がつくほどの無愛想。Tineの頼みに耳を貸そうともしません。ムキになったTineは意地でもSarawatに協力してもらおうと彼を追いかけはじめ……というのが大まかなストーリー。

恋人のふりだったはずが、いつしか本当の恋に……というのは数々の少女漫画で繰り返されてきた黄金のプロット。「偽の恋人のはずなのに、どうしてアイツのことが気になるんだ」とドキドキするTineを「それは、それは、あなたがSarawatのことを好きだから……!」とツッコみつつ、クッションを胸に抱いてのたうち回るのがこの『2gether』の楽しみ方。

じれったくも初々しく心を寄せ合っていくTineとSarawatを見ていると、蘭世と真壁くんにキュンキュンしていたときのあの胸の高鳴りが、琴子と入江くんに夢中になっていたときのあの胸のワクワクが、翠と晃に焦がれていたときのあの胸の痛みが、瞬間解凍したように甦ってくるのです……!
 

Winくんの白い肌と桜色の唇は、ナチュラルボーンスノーホワイト


やっぱり恋愛ドラマってメインのふたりがいかにチャーミングかに尽きると思うのです。そこで改めてメインのふたりについて語ると、まずビジュアルの良さは説明の必要なし。「見ればわかる」の6文字で事足りると思っているのですが、野暮を承知で言わせてください。

まずTine役のWinくんは、まだ誰も踏んでいない新雪のような白くて滑らかな肌に、雪原に舞い落ちた季節外れの花びらのような桜色のリップが最高。鏡よ鏡よ鏡さん、あの白雪姫はどうやらタイにいたようです。と女王様に告げ口したくなるくらいナチュラルボーンスノーホワイト。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Win Metawin O.(@winmetawin)がシェアした投稿 -


そして、その白い頬がSarawatに見つめられたときだけ恋色に染まるのが、もう愛らしすぎて心臓が破裂した。演じるWinくんはこの『2gether』がドラマ初出演にして初主演。本格的な演技はこれが初挑戦なのですが、好きな人と一緒にいると人は美しくなるという恋の超常現象を地で体現しているから、名前も生い立ちも知らなかった異国の青年に、気づいたら心を奪われてしまうのです。

静止画のWinくんもとっても素敵ですが、Winくんは動いた方がさらに魅力倍増。特に唇の端を横に大きく広げてニーッと笑ったときの幸福感は、世界中の人々が手を叩いて『Oh Happy Day』を歌い上げるレベル。もう猫動画とか見る感覚でずっとWinくんの笑った顔だけ見ていられるし、まじで癒される。

そんなWinくんが演じるTineはとってもキュート。ちょっと自信過剰で、なんとかSarawatに言うことを聞いてもらおうと手段を選ばぬ作戦を次々と実行していくところなんかは、こいつヤベえ感も否めないのですが、それさえもWinくんが演じると可愛いってなるからクルクルミラクル。

よくおねだりするときにTineは「ナ〜」と言うのですが、いつの間にかTineの「ナ〜」という声を聞くだけで、「よしよし、代わりにおっちゃんがお小遣いをあげよう」と軽率に財布を開く体になっているので、用量用法を守って正しくお楽しみください。

 
  • 1
  • 2