「黒はNG、長さはショートに」白髪が目立たない染め方&アレンジ【人気美容師が伝授】
【ヘアアレンジ編】
白髪が目立たないヘアスタイルがあるの?
白髪が目立ち始めたことをきっかけに「ヘアスタイルを変えたい」と望む女性も多いですよね。最近、特に増えているのがプラチナシルバーやゴールドなど、ハイライトを活かしたヘアスタイル。「カラーで調整することも可能ですが、実は白髪が目立たないスタイルもあるんですよ。今、ヘアスタイルを変えたいと思っていらっしゃるなら、ぜひ、相談してください」と語るのはukaのヘアスタイリスト森田佳宏さん。
「髪の分け目部分の白髪を隠すなら、ロングよりショートがおすすめ。ショートスタイルは分け目を作らないことが多いので、トップの白髪を隠せるんですよね。白髪以外にもボリュームがない、と言う方にもショートをおすすめしています。また、耳のまわりや顔まわりの白髪が気になる方はセミロング・ロングの方が隠しやすいですね」(森田さん)。
生え際、分け目などの白髪の悪目立ちをカバーするヘアアレンジ
「今のヘアスタイルを変えることはできないけど、白髪を隠したい」という場合、上手に隠せるヘアアレンジはあるのでしょうか?
「生え際やこめかみ付近は視線が集中するため、どうしても白髪に目が行ってしまうんですよね。“白髪悩みのあるある”です。それの解決法のひとつは前髪を作ること!」(森田さん)。
<ポイント1>
前髪を作る
額やこめかみの生え際の白髪が悪目立ちしているなら、思い切って「隠してしまう」のも手。僕たちは「生え際対策」と呼んでいるのですが(笑)、ポイントは前髪の量です。トップからサイドにかけてボリュームを出してください。特にトップは正面から見て髪の生え際が見えないくらいの量を作ると白髪が生えてきても目立ちません。
<ポイント2>
分け目はジグザグに
すでに実践されている方もいらっしゃると思いますが、分け目の白髪を隠すなら(分け目を)見せない方法がおすすめ。分け目となる部分の左右の髪をラインで取るのではなく、ジグザクに取ると目立たなくなります。ボリュームもつくので、髪にハリやコシがない方のアレンジとしても紹介しています。
<ポイント3>
レイヤーをたっぷり入れる
髪に動きがないスタイルだと白髪を見つけやすいので、レイヤーをたっぷり入れて髪全体に動きを持たせましょう。ハイライトとの相性も抜群。白髪も目立たなくなります。
<ポイント4>
パーマやヘアアイロンで「緩み」を作る
カットの他に、パーマやヘアアイロンなどで髪に動きをつける方法も「アリ」。トップからしっかりウェーブを作って、柔らかく動きをつけるのがポイント。特に、髪の生え際やこめかみの白髪が気になっている場合は、ポニーテールなどのひとつ結びをする時も後れ毛を作ったり、ヘアアイロンで動きをつけるなど、生え際をタイトにしないようひと手間を加えること。つまり、「緩み」を持たせることが大切です。視線を集中させないように工夫をしてみてください。
構成/片岡千晶(編集部)
(この記事は2020年8月13日に掲載されたものです)
第1回「ズバリ質問「白髪は黒く戻せるの?」に対する医師の回答」はこちら>>
第2回「白髪を増やさない基本のシャンプー法【研究15年のスペシャリストが回答】」はこちら>>
第4回「おすすめのホームケアアイテムの紹介」は8月17日公開予定
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