その後、「今日は一日、あなたの好きなようにすべてしましょう」とアネットと約束していたので、家にまっすぐに帰らず、通ったことのない田舎道を行くことに。

りんご畑のデコボコ道を行くと、その先に両脇が大きなプラムの木に囲われた道に出ました。
木をよく見ると収穫した後に残ったのか、熟した大きなプラムが数個残されています。アネットが車を止めて、私がそのプラムを失敬することに。
4つほど走ってとってきたものを早速頬張ると、なんと美味しいことか。
もう一度走って行ってもっととってきたいところでしたが、61歳にもなって犯罪者にはなりたくないのでやめることに。
サングラスにマスク、帽子をかぶった、いかにもの泥棒の格好です。

アネットと大笑いしながら家に帰ってプールに飛び込んでから、日陰で昼寝を、と思っていましたが、たくさんのお祝いメッセージを読み、子供達や友達とフェイスタイムでおしゃべりをしているうちにあっという間に6時に。

 

6時半に、私たち夫婦とアネット、旦那さんの4人で、カクテルをする約束があるのです。私達の家がある敷地内にはホテルがあるのですが、そこのレストランの新しいメニューでディナーを、その前にホテルのテラスでカクテルタイムを過ごす予定です。

 

慌ててシャワーを浴びて、ちょっとメイクアップをして、いつもよりちょっとおしゃれをしてお出かけです。
出かける前にアネットがギフトにと、素敵な大皿2枚を持ってきてくれました。

ホテルに着くと、レセプションのスタッフがHappy Birthdayと声を揃えて声をかけてくれます。

そのあとはキンキンに冷えた白ワインで、テラスで乾杯です。
続いてレストランへ。シェフのお任せコースにソムリエがマッチングしてくれたワインを頂きます。
途中、ホテルのオーナーで、このリゾートのファウンダーでもあるジョゼがHappy Birthdayを言いに立ち寄ってくれました。
彼とまたワインで乾杯です。

ディナーの後は4人で星空を見上げながら、大声で歌い家に帰りました。
 

コロナウイルスで、夫以外の家族も友達もいない寂しい誕生日になるのかと思っていましたが、こんな時だからこそソーシャルメディアやフェイスタイムを通じて世界中からたくさんの友達がお祝いをしてくれました。
それなりに思い出深い2020年、61歳のお誕生日を過ごせました。


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