400年以上にわたり愛されてきた長崎の工芸品“波佐見焼”。蕎麦猪口の発祥の地とも言われ、普段使いのできる陶磁器がいまでは全国区の人気です。使いやすくて、色や絵柄がきれいな波佐見焼のブームをけん引した産地メーカーが「マルヒロ」。いくつかのブランドを展開していますが、カッコよくておしゃれな陶磁器ブランド「BARBAR」の新作をご紹介します。

 


伊万里焼に異なる時代や文化をミックスした世界観のコレクション「空中庭園」が新登場!


現代の長崎県や佐賀県で生産され、長い歴史を誇る伊万里焼ですが、じつは17世紀から18世紀にかけて多くの磁器が欧州に輸出され、西洋の人々の憧れとなりました。今回は、空に浮かぶ架空の庭園をテーマに、異なる時代や文化のエッセンスを取り入れたコレクション「空中庭園」を9月10日(木)から発売します。日常の食卓はもちろん、おもてなしのテーブルにもアクセントになる、素敵なコレクションは全部で4点。さっそくご紹介しましょう。


どんな料理を盛り付けようかとワクワクする「BARBAR 空中庭園 大皿」

 

江戸後期の伊万里焼「図替り大皿」にインスピレーションを受け、洗練されたジャパネスク的デザインに、異なる時代や文化の要素を取り入れました。雲・月の満ち欠け・蝶・八芒星など、「空中庭園」にまつわる様々なモチーフがちりばめられています。当時の染付の目の覚めるような美しい青と白のコントラストを再現するために絵具の調合からこだわり、幾度も試作を繰り返してようやく完成したそう。ふちに全体を引き締める緑色の上絵付のラインが施され、伝統的な染付にモダンな要素がミックスされています。運気が上がりそうなモチーフの大皿は、インテリアとしても飾っても素敵。

サイズ:φ23.8×H3.4cm
価格:4100円(税抜)
素材:磁器
産地:長崎県波佐見町
直火・IH・オーブン・食洗機:使用不可
電子レンジ:使用可


食べ物が美味しく見える色が素敵な「BARBAR 空中庭園 青い花 瑠璃」

 

深い瑠璃色が美しい6寸サイズ(約18cm)のお皿。波佐見焼の伝統的な釉薬である呉須絵具を吹き付けて色付けされているため、繊細な色ムラが美しい仕上がりです。ドイツの詩人ノヴァーリスの未完の小説「青い花」では、ある少年が夢の中で見た「青い花」への憧れに取りつかれて旅に出るというストーリーがあり、青い花が実際には「この世に存在しないもの」として描かれているそう。「空中庭園」という架空の庭園に咲く「青い花」が、普段の食卓にドリーミーな雰囲気を生み出します。

サイズ:Φ18.4×H1.6cm
価格:3000円(税抜)
素材:磁器
産地:長崎県波佐見町
直火・IH・オーブン:使用不可
電子レンジ・食洗機:使用可


蝶々の形と澄み切った色に癒される「BARBAR 空中庭園 てふてふ 青磁」

 

フルーツやちょっとしたおかずを盛り付けたり、アクセサリーを飾ったりしても素敵な伊万里焼のお皿です。「空中庭園」という架空の庭園で舞う「てふてふ」。深く透き通った青磁の釉薬が美しく、同シリーズの「青い花」「空中庭園」と一緒に食卓に置くと、どことなく異国情緒漂う不思議な雰囲気を演出することができます。

サイズ:W17.6×D11.8×H3cm
価格:3000円(税抜)
素材:磁器
産地:佐賀県伊万里市
直火・IH・オーブン:使用不可
電子レンジ・食洗機:使用可


小さな命をひとつ飾って、みずみずしい彩りを「BARBAR 空中庭園 venus ホワイト」

 

花を生けなくても部屋の中に飾っておくだけで存在感のあるオブジェにもなる一輪挿しです。「venus」には「金星・女神」という意味がありますが、この一輪挿しを逆さまにすると金星の占星術記号にも見えます。表面に細かなヒビが入る貫入釉(かんにゅうゆう)を使っていて、墨を染み込ませてヒビ模様を強調する“墨貫入”は、購入したあとに自分自身で行うという楽しい仕掛けが。どの部分に墨貫入を出したいか、どのくらいの濃さで入れるのかは、それぞれのセンス次第。自分だけの花器に愛着が湧きます。

サイズ:W8.8×D2.6×H12cm / 80cc
価格:3000円(税抜)
素材:磁器
産地:長崎県波佐見町
直火・IH・オーブン・電子レンジ・食洗機:使用不可


さて、BARBARの磁器は、ネットで購入することも可能です。人気のアイテムはすぐにソールドアウトしてしまうので、早めにチェックしてくださいね。

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