9月9日、15時50分からTVドラマ『のだめカンタービレ』の再放送が始まります!

『のだめカンタービレ』は、音楽大学が舞台の物語。
ドラマの初回放送は2006年ですが、原作漫画とともに「のだめブーム」を巻き起こし、クラシック音楽や音大への関心も高まりました。

だらしない汚部屋の住人でありながら天才的なピアノの才能を持つヒロイン、通称“のだめ”こと野田恵と、有名ピアニストを父に持つ、優秀だけど俺様なエリート学生、千秋真一を中心に、夢に、将来に邁進する音大生たちを描きます。

 

上野樹里さん演じる「のだめ」の、あまりのハマり役ぶり、演技力の凄まじさは一躍話題となり、玉木宏さん演じる「千秋先輩」の眉目秀麗な姿とオーラは、作中での王子扱いさながらに「千秋様……!」と様付けで呼びたくなるほどでした。

 

主演の二人の他にも、永山瑛太さん演じるロック大好きの熱い音大生、峰龍太郎や、小出恵介さん演じるアフロヘアで乙女なティンパニ奏者「真澄ちゃん」こと奥山真澄など、原作の個性的なキャラクターを名キャストが演じました。

そんな名キャスティングに、漫画の魅力そのままのギャグシーンの演出と、こだわりの劇中演奏シーンが相まって、原作ののだめたちが生き生きと実写化されたことで大人気となった『のだめカンタービレ』。

 

テンポのいいコメディーにのせて、音楽に向き合い、音楽を楽しんでいく姿に共感し、表現する喜びを思い出させてくれる作品です。


私事ですが、私も昔ピアノを習っていました。ピアノの先生だった母の指導は厳しく、ピアノにも音楽にもコンプレックスを持っていたのですが、のだめを母と一緒に観ていたときに「あんたも下手なわけじゃなかったのよ」と母がとつぶやいたことで音楽への気持ちがふっと和らいだのを思い出します。

音楽に触れていた方の中でも、のだめを通して音楽の楽しみを再認識した方や、それまで音楽に触れていなかったけれど、のだめをきっかけにその魅力を知った、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

一大ブームとなった『のだめカンタービレ』。もう一度のだめたちのストーリーが観られると思うと楽しみですね!

漫画『のだめカンタービレ』1話を公開中!
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『のだめカンタービレ』(1)

著:二ノ宮 知子

カプリチオーソ(気ままに気まぐれに) カンタービレ(歌うように)不思議少女・野田恵(のだめ)の奇行を見よ!
クラシック音楽コメディ!!



 

文/熊木彩乃