海外セレブウォッチャーとしての肩書きのほかに、「教えて! バツイチ先生」という恋愛コラムを執筆している身の私にとって、恋愛と結婚は常に重要テーマ。

ネットで見かけた、オバマ元大統領の妻であるミシェル・オバマの恋愛アドバイスについての記事が興味深かったので、ご紹介したいと思います。

ミシェル・オバマが語る「Tinderで人生のパートナーは手に入らない」理由_img0
写真:ロイター/アフロ

バラク・オバマ元大統領は、インターンとして働いていた法律事務所で指導係だったミシェルと恋に落ち、3年間の交際ののちに結婚。ふたりは今年結婚28周年を迎えるおしどりカップルとして知られています。

 

ミシェルとバラク・オバマのように長く幸せでいられるパートナー選びの秘訣を、ミシェルは自身のポッドキャスト番組で配信。しかし意外なことに、ふたりは婚約中、何度もケンカして婚約指輪を指から抜き取り、「もう終わりにしましょう」と言ったことがあったとか。

それでもふたりが関係を続けてこられたのは、お互いの思いやりと努力あってのこと。

「デート相手はバスケットボールチームのメンバーを選ぶときのように選ぶべき」と、ミシェル。

「脆弱な絆はいらない。あなたはあなたが支配できるような相手は欲しくないし、負け犬のような相手も欲しくない。チームになったときに、必要なものすべてを手に入れられるようにしなければならない。バスケットボールで『僕はドリブルしかできないんだ』なんて言うような人は選ばないでしょ?」

なるほど、たしかに結婚して家庭を運営するには、ドリブルしかできないチームメイトは役立たずの用ナシかも。ミシェルの例え、面白いですね(笑)!

ミシェル・オバマが語る「Tinderで人生のパートナーは手に入らない」理由_img1
写真:ロイター/アフロ

ただし、そのパートナーをみつけるのは容易ではありません。

「人生を共に過ごす相手をみつけるのに早くて簡単な、魔法のようなメソッドは存在しないわ。特別な誰かをみつけるためには、その相手とお互い正直になって、一緒になりたいという気持ちを持ちながら真剣にデートして、コミットメントするためのプランを考えつつ、どうなるかを見守るしかない。そうやってみて、初めて物事が起きていくの。それには努力と練習が必要」。

せっかちで、恋愛も、とにかくさっさと物事を先に進めたい私には、耳に痛いお言葉……。でもそうなんですよね、長続きするようなパートナーシップの土台を作るには、一朝一夕のやっつけ仕事ではダメ。少しずつお互いの信頼を深めて、わかり合っていく作業が必要なんです(と、自分に言い聞かせる)。

そんなパートナーシップは「Tinder(マッチングアプリ)ではみつからないわ」とバッサリ。「私は女の子たちに、まずはマッチングアプリをやめて、数ヶ月間出歩いてみることを勧めたい。それが本当のデートってものよ」。

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写真:ロイター/アフロ

自身と夫・バラクの結婚生活については、「この関係性は私たちふたりに、多くの喜びと意義とサポートをもたらしてくれるわ。それが私たちのアイデンティティの基盤となっているの。それには多くの努力がいるわ。自分とパートナーに対して、正直になることね」。

結婚28周年を迎える仲良し夫婦のミシェルが言うからこそ、説得力のあるこのアドバイス。とりあえず、パートナーシップもバスケと同じで「あきらめたらそこで試合終了」なので、あきらめずにコツコツ地道に相手を見極めて、絆を育てる、ということみたいです。


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