運命の人、メーガン妃との出会い。そしてロイヤルウエディング
お仕事は順調、世界中の人々に愛されはするけれど、結婚相手となると話は別。
一時は、諦めとも取れるお言葉が出たほど、運命の人との出会いがなかった王子でしたが、ついに理想の女性が目の前に!それがご存知、メーガン妃。
2016年夏、ロンドンでの初対面後すぐに意気投合。その勢いのまま、翌年11月には婚約を発表。
アメリカ人、女優、離婚歴ありなど、異例尽くしのロイヤルロマンスに、それを英国王室が全て受け入れた形で半年後(2018年5月)には、ウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂でロイヤルウエディング。世界中が、キャサリン妃に続き、新たな現代のプリンセスストーリーに大興奮しました。
この結婚によってハリー王子は、エリザベス女王よりサセックス公爵のタイトルが与えられ、メーガン・マークル氏はサセックス公爵夫人となられました。
人気の王子も34歳。ずっと孫の結婚を望んでいらしたと言われる女王や、思考的にメーガン妃との多くの共通点を感じるダイアナ元妃も、天国できっと安心なさっているはず。世界中がお二人のご結婚を祝福し、幸せな結婚生活を願いました。
かけがえのない我が子の誕生。叶わなかった自分の思いをアーチー君に託して
子供に癒され、子供が大好きなハリー王子に、ついに我が子の誕生!
ご結婚から約一年後の2019年5月6日、第一子で長男、アーチー・ハリソン・マウントバッテン=ウィンザー君です。
出産に至るまでの情報を一切出さず、ベイビー誕生後の病院前でのお披露目もなし。
どんなに国民やメディアの批判があろうとも、子供のプライバシーを重要視されるご夫妻。
アーチー君の敬称を予め辞退されたのも、できる限り我が子を普通に、自由に育てたい、という思いから。ハリー王子ご自身が叶わなかったこと、憧れたことです。
父となったハリー王子の喜びが手に取るように伝わってきたのが、やはりお披露目の日。
アーチー君を登場から抱いて出てこられたのは、メーガン妃ではなくハリー王子。
イクメンという言葉すらもはや古く感じるほど、夫の子育て参加は当たり前。デキる妻の仕事をサポートするのも当然と、男女同権が基本のサセックス公爵ご夫妻らしさが、見てとれました。
チャールズ皇太子やウィリアム王子など、代々プリンスの方々たちと異なり、結婚指輪を着用されているハリー王子。
結婚をし、夫婦となり、家族が増えるということは、新たな価値観が生まれるということ。ハリー王子にとって、何より誰よりも大切なのは、妻メーガン妃とアーチー君です。
最後のロイヤル公務と、自由を求めて新たな世界へ
まさかこの時が、ロイヤルファミリーとの最後の公式公務となるとは……。
ロイヤルウエディングから2年にも満たない今年の始め、ハリー王子&メーガン妃ご夫妻が、英国王室の高位メンバーから離脱するという発表。
「英国と北アメリカの2か所を拠点とし、慈善団体やエリザベス女王のサポートをしながら、経済的にも自立する」と、王室の了承を得ずに発表。国内はもちろん、世界をも騒然とさせたのが、今年1月のことでした。
女王を筆頭に王室側との話し合いの末、女王の代理としての公務からの辞退、SNSを含め、”ロイヤル”というワードの使用不可など、当初のご夫妻の希望と異なる結果となるも、少なくとも英国から拠点を移すことは実現したご一家。
結局のところ、どこに居てもパパラッチ問題が悩みの種となるも、自立と自由を求めてアーチー君とともに、ご自分たちの信じる未来に向かって突き進むハリー王子とご家族です。
愛する家族のために大きな決断。理想と現実のギャップに揺れながらも未来を切り開く
現在、LAからほど近い高級エリア、サンタバーバラに豪邸を購入され、やっと米国での拠点が決まったご一家。
メーガン妃にとっては母国、しかしハリー王子にとっては異国の地での新たなスタートと、これまでと真逆の立場となりました。
リラックスして我が道をいく妻メーガン妃と、価値観や習慣の違う環境下で、葛藤しつつ順応しようとされているハリー王子。
米国移住後は、離脱以降も引き続き支援が許された、英国のチャリティ団体や組織とのZoomでのミーティングや、地元でのボランティアなど、コロナ禍でも出来ることを模索されてきましたが、今後はいよいよ本格的に仕事に取り組まれることとなるでしょう。
愛する家族のためにされた、大きな決断。
生まれながらの英国プリンスは、場所こそ変わっても英国のノブレス・オブリージュの精神のもとに、人々のために活動を続けられるでしょう。
米国に移り住んで初めて迎えるハリー王子のバースデー。昨日はメーガン妃にアーチー君、そしてLAに住むメーガン妃の母ドーリアさんも加わって、ご家族で過ごされたとみられています。
結婚によりウィリアム王子にキャサリン妃の母キャロルさんがいらっしゃるように、ハリー王子にはドーリアさんという、義理の母ができました。
10代で母を亡くしたあの小さな王子は、今や自分の家族をもち、新たな場所でさらなる幸せのために挑戦され続けています。
ハッピーバースデー、ハリー王子!
前回記事「【英国ロイヤルの学校選び】プリンス&プリンセスの教育方針、学費は?」はこちら>>
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