④子供が成長しても子育てはほぼワンオペ。私が仕事で対応できないときは、夫に頭を下げなければならない


「いくら私の仕事が忙しくなっても、夫の態度は変わりませんでした。私がどう頑張っても保育園のお迎え時間までに仕事から帰宅できない日は、夫に頭を下げてお願いしなければなりません。『なんでオレがあなたの仕事のために協力しなければいけないの?』って嫌味を言われることもありました

夫が保育園のお迎え時間に帰ってこないから、私が仕事を早く切り上げて毎日迎えに行っています。どちらかと言えば、私が毎日お迎えに行っていることに感謝されてもいい側だと思うんですけどね。そもそも、本心では共働きを認めていないんだと思います。
私は仕事を辞めるつもりはないですし、将来離婚しても一人で子供を育てていける状態でいたいので、我慢しています」
 

 

⑤週末だけ子供と少し遊んだら、周りからイクメン扱い。「オレは子育てやってあげてるほう!」

 

「すごく腹立たしいのは、こんな状態の夫でも自分はイクメンだと思い込んでいるところ。夫の帰宅が毎日遅く、私が仕事を早く切り上げて、子供のお迎えや宿題を見たりしているので、週末は残った仕事をしなければならないこともあって。そんな時は、夫に子供と遊んでもらうことがあるのですが、ただ週末一緒に遊んだだけで子育てをやっていると思っているんです。
週末に公園で子供と遊んでいる姿を見たママ友からは「十五子(といこ)さんの旦那さんは、イクメンでいいよね!」って言われたりするんです。私が平日ずっと子育てをしていても何も言われないのに、週末一緒に遊んだだけですごいって言われるのに納得いきません。
週末だけでもやってくれるだけいいじゃん、と言う意見もあると思いますが、以前夫に『オレは平日仕事をやって、週末は子供と遊んで……。いつ休めばいいの?』って言われたんですけど、もうこの考え自体がイヤですね。私だって休む暇なんて全くないですし、子供がある程度大きくなるまではこれが普通なのでは、と思っちゃいます。結婚したら、妻はお母さんみたいになんでもやってくれて自分がラクできると思っていたんですかね。自分が子供欲しくて作ったんだし、二人の子供なのに」
 

⑥義母も『女は家庭』を押しつけてくる。夫とは育ってきた環境が違いすぎると諦めた

 

「あるとき、義母から『十五子さん(といこ)、仕事が忙しいのはわかるけれど、子供に手をかけられるのは今のうちだけ。もう少し考えてみたら?』と言われたことがあって……。たぶん、夫が私は忙しい、家庭のことをしないってグチってるんでしょうね。
ですが……実際はほぼワンオペで私が子育てしています。家に仕事を持ち帰ることはありますが、子供が寝てから仕事をしています。それに、私が仕事で夜遅くなることはほとんどありません。一方、夫は終電で帰ってくることもよくあるし、終電逃したと言って、帰宅しなかったことも何度かあります
そんな義母の言葉にイラッとした気持ちはその場ではどうにか抑えましたが、心の中では、『その言葉、そっくりそのまま、おたくの息子に返します!』と言ってやりたかった〜!

これを聞いて、夫が育ってきた環境がもうそうだから、こればっかりはいくら考えが古いだなんだと言っても、もう変わらない部分だと諦めました。この点については、もう何度もぶつかってケンカになるのですが、向こうは絶対に折れませんので。これが、離婚でよく言われる“性格の不一致”というものですかね」


旦那さんの浮気だけでなく、育児の押し付け、モラハラ的態度、育ってきた家庭環境の違いなど、さまざまな問題を抱えている十五子(といこ)さん。夫の不貞行為やDVなど、離婚できる決定的な理由がない状態の中、どのように離婚のための計画を立てていくのか、引き続き取材をしていきたいと思います。

次回は旦那さんとの“いつかの離婚”のために、十五子(といこ)さんが着々とやっているというの準備について伺います。

※内容は取材を元に作成していますが、一部編集して掲載しています。

取材・構成/ミモレ編集部
この記事は2020年9月27日に配信したものです。
mi-molletで人気があったため再掲載しております。


前回記事「妊娠中に夫が浮気は本当だった?!どこからが浮気?【サレ妻の言い分】」はこちら>>

 
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