そして今夜は、私達のファッション・ウィークでは恒例のレストラン、ビーチェに行くことに。
さすがにいつものように混み合ってはいなくても、知人はいます。
アート・ディレクターのファビアン・バロンの奥さんで、元フレンチ・ヴォーグで私と一緒だったファッション・スタイリストのルドヴィンと、ショー演出家のアレックス・べタック、二人とも本拠地をNYからパリに戻したという話をテーブル越しにしました。
コロナウイルスに続いて11月のアメリカ大統領選挙、まして最高裁の判事のルース・ベイダー・ギンズバーグ(RBG)が9月18日には亡くなってしまい、トランプ大統領が保守派の判事を指名できるようになれば、アメリカの最高裁はバランスを失い保守派が多数を占めてしまいます。
RBGが戦ってきた人権の保護と権利はどうなってしまうのでしょうか?元々ヨーロッパ人だった人達、特に子供のいる彼らが子供を育てるにはやはりヨーロッパがいいと考えるようになるのは、よく理解できます。
近くの席にいた、アメリカで人気のプラスサイズモデル、アシュリー・グラハムのご一行が早々に帰っていきました。
とはいっても、いつものメニューといつものメンバーと、またここで楽しく食事ができて、幸せな気分でブルガリホテルの最高なベッドシーツに滑り込みます。
本当に気持ちよく目覚めると、外は雨模様。
8時に朝食をジュリアンと食べる約束をしていたのでシャワーを浴びて、
ダイニングルームに。
早朝からジムに行っていたというジュリアンはお腹が空いている様子。
スモークサーモン、アボカド、目玉焼き……次々とオーダーしています。
私もフィレンツェで毎朝カスタードクリームのブリオッシュだったので、目玉焼きとソーセージ、マッシュルームとトマトのグリルをサイドに。
久しぶりのフレンチプレスのコーヒーはとても美味しく感じられます。
ジムには先週の日曜日に一緒にピザを食べたばかりの、フェラガモのクリエイティブ・ディレクターのポールがいたとのこと。そういえばポールはNYにいた頃よりたくましくなっているかも、などと話していると、気がつけばもう9時。
アルマーニホテルに宿泊しているニックとアルバロとパスティッチェリア・アマルチェッシで待ち合わせをしていて、そこからアルバロとフィレンツェに帰ることになっている私は、急いでジュリアンに「サヨナラ」を言い、ブルガリホテルを後に。
前回記事「フィレンツェ旅行記、久々の友達との時間」はこちら>>
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