2016年、雑誌『クウネル』に登場して25年ぶりに仕事を再始動した小林麻美さん。評伝『小林麻美 第二章』(朝日新聞出版)も発売され、マイペースで新たなキャリアを重ねています。今年7月には、ミモレでインタビューもし、ベールに隠されていた素顔を披露。
そんな小林麻美さんが、自分の好きなものだけを集めたオンラインセレクトショップ「Asami+」をこの10月にオープンしました。小林麻美さんが今、好きなものやショップについて伺いました。
きっかけは初めてのオンラインショッピング
実は私、お店に足を運んで買い物をするのが好きで、自分でオンラインショッピングをしたことがほとんどありませんでした。でもコロナ禍でしばらくの間お店がほとんど休業していましたから、ちょっとオンラインを試してみたんです。
そうしたらうまくできて、「あら、大丈夫じゃない。こういう形での買い物もありね」と(笑)。何度か繰り返しているうちに、「自分でもやれるかもしれない、やってみたいな」と、少しずつ考え始めました。
まだ始まったばかりで改善点は多々あるのですが、自分が使ってみてよかったものや、使ってみたいものをご紹介していきたいですね。使ってみたいものは、実際に自分でトライしてみてやっぱりこれはいいと思えたアイテムばかりです。
ファッションは「定番アイテム65%、冒険アイテム35%」
今は暗中模索の部分もたくさんあるのですが、最初のラインナップは、65%くらいが自分の大好きなベーシックアイテム。10年、15年先でも着られそうなものです。
これだけ生きてくると(笑)自分の好きなものって決まってきたりしちゃうんですよ。ご紹介しているシャツやボウブラウス、スカートなどは、永遠に自分の好きな服です。
残りの35%は、これは冒険かなという服を入れています。ちょっとエッジィなものはきらいではないんです。特に「メンズ」はキーワード。若い頃からメンズアイテムが好きなので。今回もメンズのライダースをご紹介しています。ライダースはラフに着られるし、ぼろぼろになってくれば味も出てくるので一生ものです。
自分のワードローブも同じような割合なんです。
私は気に入れば、冒険的なものも値段が許せる範囲ならエイッと買っちゃうので、ときどき自分でもびっくりするようなものが入っていたりするんです。でもそこは大切にしたい。
年齢を重ねてもどこかで冒険してみたいとか、若い方の服だけれどちょっと取り入れたいとか、そういうところは常に持っていたいと思っています。ミーハー的な部分はずっと残したい。それが「私」ですから。
まずはこの65対35のバランスで自分の好きなものを集めてご紹介していきたいのですが、もしこのまま続けられたら、未来の願望もあるんです。
「白シャツ、紺ブレ、デニム、トレンチコート、タータンチェック」。
これが私の基本アイテムなので、これだけでオールシーズン過ごす提案とか、ベーシックなものをオリジナルで作ってみるとか。いつかそんなこともトライしたいなと、思っています。
【写真】60代の小林さんの最新ファッションスナップ
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