皆さんこんにちは。地曳いく子です。
この連載ではwithコロナ時代のニューファッションについて考えていきたいと思います。よろしくお願いします。
さて、第1回は「マスクのファッションアイテム化」についてお届けします。
まさかこんなに長い間マスクをつけて過ごすことになろうとは!? 昨年の今頃は、きっと誰も想像していなかったと思います。
実は私、マスクがかなり苦手で、勿論、外出する際は必ずマスクを着用していますが、マスクをしただけでおしゃれテンションだだ下がり!そんなとき、アメリカから来ている友達が2週間の自主隔離を終えて会うことに。彼女が私にあうなり開口一番に言った言葉は「いっこ、なんで日本人はみんな白いマスクをしているの?」でした。
そういえば確かに海外のおしゃれスナップスナップを見ると皆さんおしゃれな服にマッチした布製の素敵なマスクを合わせています。レッドカーペットでは華やかなドレスに合わせてドレスと同素材のマスクまで登場。それらを見て私は考えました。そもそも、マスクに対する考え方が欧米人と私たちでは違うのではないでしょうか?
私たちのマスクに対する考えはあくまでも予防目的の衛生商品。私の幼い時は、風邪気味だとマスクをして学校にいかされたものです。でも、海外の人たちにとってのマスク、以前は医療スタッフや重い伝染病の人がつけるもので、決して日常のものではありませんでした。コロナ前は、私たちが飛行機に乗るときに乾燥を防ぐためにマスクをしていたりするとぎょっとした目で見られたものです。それくらい海外の人によってマスクは非日常なものだったのです。だからマスクをつけるのに凄く抵抗があったと思います。それでもコロナが猛威を振るうにつれマスクをつけざるを得ない状況になってきました。そこでおしゃれなセレブたちは、マスクを「新しいおしゃれアイテム」として受け入れたのではないでしょうか?
最初に写真を挙げたサラジェシカ・パーカーのように、渋いラメのジャケットにレースのマスクを合わせてデニムスタイルを大人ゴージャスなカジュアルに仕上げたりと、ジャケットとトーンを合わせて上手くコーディネートしていますよね。
ブルックリンでスナップされた、おしゃれ番長オリヴィア・パレルモもカジュアルなカーディガンスタイルにピンクのマスクで休日のオフファッション感を出しています。
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