添加物はやっぱり「体に悪い」! 見極める方法は


私は一度、コンビニの棚の商品を根こそぎ調べてみたことがありますが、添加物が入っていないものは、水、バナナ、ゆでたまご、クッキー2種類、一部の野菜ジュース、ハーゲンダッツのアイスクリームくらいしか見当たりませんでした。もはや、添加物は私たちの生活に欠かせないものになってしまっているのです。

 

「国が定めた基準に沿ったものなのだから、そこまで神経質にならなくてもいいのでは?」という意見もあります。たしかに、発ガン性や毒性があるとはいえ、驚くほど大量に摂取しないと弊害は現れませんし、添加物によって食中毒などのリスクが減っていることや手軽にさまざまなものが食べられるようになっている側面もあり、添加物はNGと決めつけるわけにもいきません。

 

日常の中で気をつける対策としてはまず、原材料表示を必ず見る癖をつけましょう。その中でも特に危険とされている添加物だけは覚えておき、それらを避けるようにします。それが習慣になってきたら、積極的に添加物の少ないものを選びましょう。ネットなどをフル活用しながら注意深く取り組んでいくと、かなり減らしていくことができます。

【覚えておきたい、危険度の高い添加物】
・スクラロース……甘味料。ジュースやお菓子ほか多数に添加。毒性があり、免疫力を低下させる。
・アセスルファムK……甘味料。ジュースやお菓子ほか多数に添加。ラットへの大量摂取で死亡例あり。特に授乳中は避けたほうが良い。
・調味料(アミノ酸等)……あらゆる食品に添加。動悸、めまい、だるさ、神経系への影響、発ガン性も指摘されている。
・亜硝酸Na……発色剤。コンビニのおにぎりなどに添加。ほかの物質と結びつき、発ガン性物質に変化。
・ソルビン酸K……保存料。菓子パンなどに添加。細胞の遺伝子を突然変異させる。
・次亜塩素酸Na……殺菌料、漂白料。カット野菜や弁当などに添加されている。腹痛、吐き気、嘔吐、下痢を引き起こす可能性がある。
など、ほかにもいろいろありますが、覚えきれないため、ここではよく見かける一部だけをピックアップしています。

【手軽に買える無添加食品】
ご参考までに、個人的に購入するものの中から、スーパーやコンビニ(ナチュラルローソンなど)でも日常的に買えるものをピックアップしてみました。

・北海道のノースカラーズ社のお菓子全般(てんさい糖を使った甘納豆がお勧めです)
・アンデイコの「こだわり極プリン」(100円と価格もお手軽)
・Pasco(敷島製パン)の食パン「超熟」(敷島製パンは添加物が比較的少なく、無添加の製品もあります)
・グリコの「シャルウィ? 発酵バターが薫るショートブレッド」(大手で無添加という、驚きの商品です)
・森永のビスケット「マクロビ派」(コンビニでも手に入りやすく、美味しい)
・成城石井の自家製サブレ(全粒粉を使用していて、味も美味)
・ウォーカー(Walkers)の「ショートブレッド」シリーズ(ヨーロッパのお菓子には無添加のものが多く見られます)
・SARAYAのロカボスタイル 低糖質スイートナッツ(ナッツを自然派甘味料のラカントでコーティングしています)
・イオンの「グリーンアイ」のお菓子(イオンは無添加に積極的に取り組んでいます)
・甘栗(駅のキオスクにも有機栽培のものが売っていて便利)
・芋けんぴ(添加物が入っていないものが多い)
・久保田食品のアイスクリーム(無添加のアイスのラインナップが充実。アイスで無添加は珍しい)
・ハーゲンダッツのアイスクリーム(少し甘めですが、無添加をラインナップしています)
・カゴメの「野菜一日これ一本」(私は飲みませんが、無添加です)

またネットの購入先として、「大地を守る会」や「ホワイトフード」のものは安心できます。この2つのショップは規模が大きく、選択肢が多数ありますし、あれこれ探す手間も省けて効率的です。また、2社とも放射能測定にも力を入れています。