こんにちは。〔ミモレ編集室〕メンバーのゆりです。
〔ミモレ編集室〕で大人気のWebライティング講座、今回は7回目【クリックされてなんぼ!②「タイトル力をあげる」】です。

「書くこと」について学んできましたが、一番大切なのは読者。読んでくれる人があってこその原稿です。読んで欲しい人に見つけてもらう、クリックしてもらうためには「写真」と「タイトル」が重要。前回は「心が動く」写真について学びました。今回の講座でタイトル力を磨きます。

「タイトルに関しては苦手なんです」


バタやん先生の講座最初の一言。
あら……ベテラン編集者さんも悩まれるほどタイトル付けはやっぱり難しいんですね。読まれるかどうかを決める責任が重く、とても重要。だからこそ後回しにしがちなのだとか。


「正解がこれですというのはないんです。ただ、テクニックやノウハウはあります」

次は救いの一言。
数学のように回答が一つしかないものは正解か間違いかのどちらか。それに比べて正解の可能性はいくつもあると考えると、少しホッとします。
 

気持ちに作用する「タイトル」の付け方は?


「クリックされやすい写真とは、心が動くもの」と前回の講座で習いました。今回は、心が動くタイトル付けとは?を学びます。


◆タイトルは二度つける

タイトルは記事を書く前と後、2回付けるのが基本だそうです。

「書く前に、何について書くのかテーマを決め、仮タイトルをつけます」これが1回目のタイトル。
「大海原に飛び出すのではなく、目的地、方向性を決めて泳ぎ始めるイメージです」とバタやん先生。

「書いた後、原稿の内容から多くの人に共感できそうなエピソード、誰もが共通のイメージを抱く言葉をもとにテーマの意味を広げ、最終的なタイトルを決めます」これが2回目のタイトルです。
「自分のことかもしれない」と興味を持ってもらえるような、読み手との接点を作るのが重要なんですね。

 

松本千登世さんが髪を切られた時の記事を覚えていらっしゃるでしょうか。

ミモレに掲載されたのは、2番目のタイトルだったんですね。

◆Webのタイトルは「あらすじを兼ねる」

Web記事は、映画や本のように事前にあらすじを調べることはできません。読む前に見ることができるのは「タイトル」だけ。そのためWeb記事の場合は、「記事のあらすじを伝える」役割もタイトルに求められるのです。
また、「読後感がかすかに見えていたほうが安心感を与えます」とバタやん先生。笑える話なのか、怒っている話なのか、感動する話なのか……わかって読み始めたほうがスッキリしますもんね。
 

 

記事を見つけてもらうために 、テクノロジーを味方につける


Web記事には、読み手にも発信者にも長所があります。記事とのマッチングをテクノロジーが助けてくれるところです。
探している読者にとって見つけやすい=検索エンジンで上位にあがる、ということです。

検索でヒットする一覧の順位付けには、一定のルールがあります。そのルールを正しく理解してタイトル付けに生かすのは、記事を読んでもらいやすくするテクニックの一つです。

検索上位に上がる手法については、本もたくさん出版されていますし 、インターネットでも関連記事を調べることができますが、ライティング講座では、バタやん先生がご自身のテクニックを惜しむことなく、レクチャーしてくださいました。
講座内では皆がスクリーンショットを撮った一番大切な部分でしたが、愛弟子の編集室メンバーだけに伝授されたものですので、詳しくは編集室に入会されてから。
 

〔ミモレ編集室〕メンバーも一緒に講座を作る


今回の講座に先立って、〔ミモレ編集室〕メンバーには課題が出されていました。
大草直子さんの新書籍『飽きる勇気』のうちの1章(約5ページ)に、「ミモレの一記事として掲載すると思ってタイトルをつけてみる」というものでした。

一方的にレクチャーを聞いているだけではなく、実践編では〔編集室メンバー〕も講座に参加しています。

事前に提出された案の中から、川良賞、バタやん賞が1案ずつ選ばれました!

 

既に本を読まれた方には、どの章かおわかりになると思います。課題提出は出版前でしたので、私たちは出版された本のの実際のタイトルは知りませんでした。

最初にも「タイトルの正解は一つではない」という話がでていましたが、以下の3つの条件が変わると、同じ記事でもタイトルも違ってきます。

 

・どこに?
ウェブサイトの場合はどういった種類(ファッション系、経済系、文芸系)のメディアなのか。

・誰向けに?
大草直子さんのファン向けか、知らない人向けか、あるいはミモレ読者限定なのか。

・何のために?(今回の課題には特に関連しませんが)
認知度を高めるため、既存の印象を変えるため、本の宣伝のためなど。

そして、川良編集長とバタやん先生、それぞれ選ばれた案が違いました。

恐縮ながら、川良編集長に私のタイトル案を選んでいただきました。ありがとうございます!
読後の感覚で付けたのですが、編集長より選出のポイントを丁寧にご説明いただき、ぼんやりしていたタイトル付けの理由にはっきりと輪郭ができました。記事を読んでタイトルを付け、それについてポイントを説明頂く、一通りの流れを自分で経験できると「なるほど」と理解も深まります。

いかがでしたか?
講座の後には懇親会もあり、書くことに興味がある人にも、そうでない人にもわかりやすく、一緒に楽しく参加できる講座です。

海外に住んでいるのでオンライン編集会議には時差の関係で参加できないのですが、ライティング講座はいつも楽しみにオンラインで参加しています。

もう7回も講座が終わっているからと心配はいりません。編集室メンバーは今までの講座をアーカイブ映像ですべて見ることができます。今からでも大丈夫。

mi-mollet記事の裏側を見ることができ、mi-molletの楽しみ方も変わってきますよ。


〔ミモレ編集室〕でお待ちしています。

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ゆりさん

ロサンゼルス郊外でアメリカ人のパートナーと二人暮らし。旅行、映画、ハイキング、スノーケル、バードウォッチング、ヨガが好き。ステイ・ホームを機に生活のスローダウンを考え中です。