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自分を好きになるって難しい!けど練習すればできるようになる?

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スタイリングディレクター大草直子初の生き方本『飽きる勇気 好きな2割にフォーカスする生き方』。飽きる勇気とは、実は自分を肯定する勇気でもあります。でも自分を肯定すること、自分を好きになることって意外と難しいですよね。この本を読んだ〔ミモレ編集室〕メンバーの感想を、編集担当がご紹介していきたいと思います。

 

「ファッションや美容にかける時間やお金って人それぞれで、自分の生活レベルに対してどの辺りが『適正』なんだろう、とずっと疑問に思っていました。毎シーズン服を買わなくても生きていけるのに、素敵なものを見つけるとやっぱり買っちゃう。これって無駄遣い?将来に備えてもっと貯金すべき?そんな罪悪感がつきまとっていました。ファッションやメイクは、ただ外見を飾るだけのものではなくて、自分をアップデートして心の鮮度を保つことにもつながっているんですね。そう思えたら、心が軽くなりました」

この本の中では「おしゃれは自分を好きでいるための『ツール』になる」ということが語られています。自分を好きでいるために、いつまでも自分にワクワクし続けるためにおしゃれがある、そんなことにも気づかせてくれる本になっています。

 

「『私が私であることが愛おしい』『LOVE myself』大切に手帳に書き留めました。自己肯定感というより、自己価値を高める生き方、考え方、「いいね」にとらわれない生き方、いろいろな私があっていいんだ。ちぐはぐな私の経験も、興味もすべてがつながっていなくてもいいんだと思えました」

「私は、『LOVE myself』に強く惹かれました。自分で自分を抱き締めることを躊躇しない、受け入れる勇気を頂けました。また、私の理想像として、結婚し、子供を産み、働きながら子供を育てられてこそ、『立派な働く女性』であるという枠にとらわれすぎていました。自分に子供が出来なかったこと、持たなかったことへのコンプレックスが時折増幅し、自分を責め続け後悔することもあります。なぜあの時、ああしなかったんだろう…とか。子供がいる、いないを自ら枠にはめ込まず、手放していこう、『私が私であることを愛おしく思おう』と自らハグしたいと思いました」

大草さんにとっても、かつてLOVE myselfは難しかったようです。無意識に自分を責めてしまうという時代もあったことが、この本では語られています。誰しも思い当たることがあるのではないでしょうか。この本で最も大きな共感を集めている箇所かもしれません。

「毎日自分を褒めてあげるって、毎日自分自身に胸を張って過ごすってことですよね。好きな2割にフォーカスしたら、私もできるかな。大草さんが発信されるものになぜこんなに惹かれるのか、読了後にスーっと腑に落ちた感覚。そしてますます魅せられてしまいました。ミモレ世代がメインターゲットなんだとは思いますが、私はこれから社会に出る学生さんたちにも手に取ってほしいなと感じました」

「知らず知らず私たちが囚われてる呪縛を、解いてくれる言葉がいっぱい!大草さんがこういう本を書いてくださることで読んだ人が立ち止まり、それぞれ少しずつでも変わっていけたら、いつか社会全体を変える力になるんじゃないかな?と希望がもてる内容でした。女性だけではなく、男性にも読んでほしい本です」

40〜50代のミドルエイジ女性だけでなく、若い世代や男性にも読んで欲しいという声もありました。自分を認めて生きること、無意識に自分を責めたり縛ったりすることをやめることは、性別や年齢にかかわらず大切にしたいことですよね。

大草さんはモヤっとした気持ちを、腹に落ちる言葉に言語化してくれる方だなと改めて実感しました。「自分軸」という言葉、一生のパートナーにしたいです。もがいている全ての女性の背中を押してくれる本、大変化の時代になりゆく今にふさわしい一冊だと思います。この一冊に多くの方が救われると思います。

激動の時代に、これからどう生きたらいいのかモヤモヤや不安を感じていない人の方が少ないと思います。そんな中、他人と比較せず他人との価値観の中でなく、自分軸で生きるということ。それを少しずつ練習して自分の手にしていくことが、これから先をどう歩んでいくにしても大事なことなんだと、私も繰り返し考えました。この本を読んだ方が、少しでもラクになった、前向きになれたと感じて頂けたら嬉しいです。

 

『飽きる勇気 好きな2割にフォーカスする生き方』
発売日:2020年11月13日
定価:本体1300円(税別)
サイズ:四六判 208ページ

飽きることも、変わることも、
自分を愛することも、全部わがままじゃない。

商品開発やイベント出演のオファーが絶えないスタイリングディレクターで、ウェブマガジンミモレのコンセプトディレクターも務める大草直子氏。時代の転換点を⾒据え、「変化することを恐れない軽やかな⽣き⽅」のコツを指南する初の生き方本をこの度刊行しました。

「今の仕事・生き方でいいのかモヤモヤしている」「いつも人と比べてしまう」「子育てに自信がない」など人生に悩むすべての人がラクに生きられるヒントが満載の一冊です。


構成・文/川良咲子