2018年に国際結婚をされイギリスに移住されるまで、都会で育ち、東京でスタイリストとして活躍されてきた佐藤佳菜子さん。ロンドンにお住まい、夫もファッションブランドのデザイナーとのことだったので、さぞかしスタイリッシュな暮らしをされているのかと思いきや……「今日は長靴を履いて庭仕事」という答えが!ファッション業界の第一線からガラリと変わった、スタイリスト佐藤さんのロンドンライフを伺います。
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ロンドンにいるときはカジュアルファッションが基本
「ロンドンではこんな感じの服装が多いです。
これまで土を触ったこともなかったのに、自宅の庭で、庭仕事が趣味の夫と一緒に作業をするように。一軒家なので家の修理も自分たちでやるような生活です。
なので、日本でスタイリストとして働いていたときと比べてかなりカジュアル。またロンドンは雨が多いので、日本で購入した雨の日でも平気な高機能なブルゾンをよく着ています。
こちらの女性のあいだでは、ボディコンシャスな服装の人気が根強く、みんないつでも薄着で女っぽいんです。なので、上下ともブカブカな服は着ません。カジュアルな服装でも、どこかぴったりする部分をつくるようにしています」
ロンドンは、都会でも近所に自然がいっぱい。長靴で公園に出かけることも!
「田舎に住んでいるわけではないのですが、ロンドンは都会でも車で5分も移動すれば森のような広い公園がたくさんあります。だから、自然と触れ合うのが当たり前のような環境です。よく散歩にも行くようになったので、おしゃれのための靴ではなく、歩きやすいスニーカー、ドロドロに汚れてもいい長靴を履いています。
イギリスでは、公園などでもリードなしでペットの散歩をしている人が多くて驚きました。日本から一緒に海を渡った愛犬も、今ではリードをつけずに歩いています。移住してから、東京とはまったく違う生活を送っていますが、今では自然と触れて過ごすことがなんて贅沢なことだと気づきました」
記念日や夜のお出かけは着替えてドレスアップ!
「結婚記念日を自宅の庭でお祝いしたときの写真です。黒のワンピースに、大きめのピアスを合わせて。
今はコロナの影響で人の集まるパーティなどの機会はありませんが、イギリスでは、ちゃんとドレスアップする習慣があります。夜に出かけるなら、昼間と同じ格好で行くことはありません。
ちなみに、こちらの庭は、新型コロナウイルスの影響でロックダウンしている間に、夫と一緒にアレンジ。ちょっぴり和風になりました」
※掲載のアイテムはすべて本人私物です。現在は販売していないものもありますので、ご了承ください。
スタイリスト佐藤佳菜子さんの洗練コーデ5選
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スタイリング・出演/佐藤佳菜子
構成・文/高橋香奈子
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