デリケートゾーンはだれかと見比べるものでもないし、大っぴらに話題にすることもないため、「もしかして私、ほかの人より黒ずんでる?」と悩んでいらっしゃる方もいるかもしれません。そこで、婦人科形成の「なおえビューティークリニック」医師、喜田直江先生に教えていただいたところ、とても心強い言葉をいただいたので紹介します。もちろん、黒ずみの対策も教えてもらいました。

 


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デリケートゾーンの黒ずみの原因は「女性ホルモン」の影響だから、仕方ないこと!

 

「デリケートゾーン、なかでもIライン(大陰唇の部分)とOライン(肛門周り)は、メラニン細胞が多い場所なので、ある程度黒ずんでいるのが通常の状態です。乳輪やワキもメラニン細胞が多いですね。

また、黒ずみは女性ホルモンとも関連しています。たとえば、妊娠すると乳首が黒くなるという話を聞いたことがあるでしょうか。女性ホルモンの数値が高いと黒ずみも強くなるのです。なので、黒ずんでいるからと不安にならなくて大丈夫。むしろ、黒ずんでいて当然です」

黒ずみは20〜30代がピーク。おばあちゃんになったらピンクに戻る?!

 

「黒ずみが女性ホルモンの影響を受けているということは、女性ホルモンがたくさん分泌される20代、30代は特にデリケートゾーンの黒ずみを感じやすい年齢。
温泉などで見て気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、おばあちゃんになると、デリケートゾーンはピンクに戻るんですが、それは女性ホルモンが減少するからなんです。ですので、今は黒ずみに悩んでいたとしても、いつかは気にならなくなります」

黒ずみが増す原因①「トイレットペーパーで強く擦りすぎ」

 

「黒ずみ自体は当たり前のことですので、とくに害はありませんが、それでももし黒ずみが気になる場合は、女性ホルモンとは別の理由で黒ずみを強くしていないか、チェックしてみてください。

ひとつ目は、トイレットペーパーで強く擦りすぎていないかどうか。
肌は摩擦や刺激を受けると、メラニン色素が活発になる性質をもっています。結果、黒ずみが増すことがあるのです」