「“好感持ってもらう服選びの何が悪いの?”って開き直っちゃった(笑)」(はまじ)

 

はまじ:敬子さんは着る服を選ぶとき、どんな風に選んでいるんですか?

 


岡本:朝起きて、その日の天気、気温、湿度、風速、それからその日の予定を考えて服を決めます。選ぶときは直感。自分が今日着たいものかどうか。だから旅支度が苦手で。だって、旅先は気候ってわからないじゃない? 悩んで結局荷物が多くなっちゃう。でもコンパクトなパッキングはうまくなりました。最近出た新刊『好きな場所へ自由に行きたい』でも紹介していますが、結構すっきりと収めていると思います。

はまじ:迷いなく自分が着たいかどうか=自分軸で選べるのが羨ましい。私、基本的にその日会う人に好感を持ってもらいたいなと思いながら服を選ぶんです。でも、なんとなく自分が着ていて心地いいものということもわかってきて、自分軸で選びたいとも思うときもあって。でも、そんなふうにぐるぐる考えていたら、2周まわって、“好感持ってもらう服選びの何が悪いの?”って開き直っちゃった(笑)。ある意味、それが私の個性なのかなって。着る服も相手に寄り添いたいと思うんです。

岡本:それってサービス精神があるからこその考え。はまじは優しいのよ。普通そんなこと考えないもん。それもはまじのコミュニケーションのひとつなんだから、ぜひそのままでいて欲しいな。

はまじ:敬子さんにそう言ってもらえて心が軽くなりました。嬉しい。敬子さんはどんなときでも、どんなシーンでも自分が着たいもの?

岡本:私ははまじとは真逆で他人がどう思うかなんて一切気にしない(笑)。選ぶときもちょっとは考えるけれどほぼ直感。自分で決めていいと思ったら、そのまま突き進みます。もちろん中には「えー⁉」って思っている人はいるかもしれないけれど。

はまじ:羨ましいな。確かに直感って選んだほうがうまくいくなというのは私も感じています。服に限らず、レストランのメニューとか行きたい場所も直感のほうが満足できることが多いから。

岡本:そうなのよね。誰でも第六感っていうのがあるから、これだと思う道に進んでいいんじゃないかな。きっとミモレの読者の方にも悩んでいる方いると思うけれど、「こうじゃなくちゃいけない」っていう枠はなくて、1+1が5でも6でもいいのよ。


ふたりのファッション談義はまだまだ続きます。次回は買い物が好きな理由や買った服の収納法などを語り合います。
 

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撮影/中田陽子(maeticco)
スタイリング/福田麻琴(浜島さん分)
ヘア&メイク/吉岡美幸(浜島さん分)
構成・文/幸山梨奈

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