「鬼滅の刃」に対する、ママたち・パパたちの声


・小学校2年生男子のママ
「確かに観せるのは少し抵抗がありました。ですが、家族みんなで原作を読み、『鬼滅の刃』が子どもに与えるものは、残虐なシーンの影響だけではないと感じました。その他に学ぶシーンや思想がたくさんあると感じたので、見に行きました」

 


・小学3年生女子と1年生男子のいる家庭のママ、パパ
「残虐なシーンもあって、子どもに見せる内容か、確かに迷いました。しかし、家族みんなで楽しむ時間を優先しました。日本人がみんな知っている“鬼退治”というテーマが、多くの人(子どもにも)わかりやすいのではないかと思いました」

・6才女子のママ
「シリアスなシーンの中でも、結構な頻度でコミカルな表現が挟まれているので、子どもは不安になりにくいのかと思います。親から見て、子どもたちが、首切りや惨殺シーン、汚い言葉遣いなど、猟奇的なものに反応しているわけではないと判断しました。子どもが『鬼滅の刃』を見てから、登場人物の難しい漢字を書けるようになったり、複雑な背景・設定の物語を理解できているので、成長を感じさせてくれた作品です」

・小学3年生男子のママ
「私が原作の大ファンで、アニメを見ていたところ息子も気に入り、一緒に映画を見に行きました。『残虐なシーンがあるから見せないでおこう』とは、思ったことはありません。息子が炭治郎と善逸らのやり取りをマネしたり、(鬼殺隊の)後輩たちの先導に立って戦う“柱”の姿に影響を受けている様子を見て、『鬼滅の刃』からはそういった“正義”の感情を学んでいると感じました」

・小学6年生女子のパパ
「PG指定が付くと最初に聞いた時は、『見せないほうが良いのかも』とは思いました。しかし、学校でも流行っているし、『親のせいで(友達の)話についていけなくなるのもまずい』と思ったので、一緒に見に行きました。結果、娘より僕が泣いてしまいました(笑)。実は内容をまったく知らない状態で見に行ったのですが、『まさか! まさか!』の展開続きで、帰りに漫画を全巻買ってしまったほど。『PG指定が付くから』と一方的に見に行かせないようにしないで良かったと思いました。もし、そういった理由でお子さんに見せないようにしている親御さんがいるならば、一度実際に見てみてはいかがでしょうか、と言いたいです」

・小学2年生女子、年中男子のママ
「深夜に、私がTVアニメを見ている時に、子どもが起きて、うっかり怖いシーン(第1話で炭治郎の家族が惨殺されていたシーン)を見てしまったばっかりに、その後うなされて大変でした。なので、残虐なシーンがあるから『見に行かせない』というよりは、子どもが怖がって『見に行かない』という感じです。でも学校では流行っていますから、キャラクターは知っているし、鬼滅自体は好きです。LiSAさんが歌う主題歌『紅蓮華』をよく口ずさんでいますね」

・小学3年生女子のママ
「うちの子は、禰豆子が大好き。マスクも禰豆子の羽織柄で、ハロウィンには禰豆子のコスプレまで用意させられました(笑)。ただ、アニメは第1話でギブアップ。禰豆子が急に豹変したり、血が流れているシーンを見て『怖い』と泣き出してしまいました。映画も『見に行きたい』とは言っているのですが、さすがに周りに人がいるのに泣きだされると困るし、外に連れ出すのも迷惑になるので、『DVDが発売されたら一緒に見ようね』と言い聞かせています」

・小学3年生男子(兄)、女子(妹)のママ、パパ
「『鬼滅の刃』を見るまでは、暇さえあれば大げんかしていた子どもたちなのですが、アニメを見て何か感じるものがあったようで、お兄ちゃんは妹に対して少し優しくなったように思います。妹も、お兄ちゃんがママに甘えると鬼のように嫉妬していたのですが(笑)、それが少なくなりました。『鬼滅の刃』は、兄弟愛、そして家族愛も扱った作品。それによって、お互いを大切にする気持ちを育んでくれたので、残虐なシーンがあるなしに関わらず、映画は家族4人で見に行きましたね」

・小学4年生男子のパパ
「私から子どもに『面白いから見てみたら?』と勧めました。もともと親子間で週刊少年ジャンプを回し読みしていて、『鬼滅の刃』の存在を知ってはいたのですが、アニメは見ていなかったのです。子どもが目にするものの内容は一応確認するようにはしているのですが、『鬼滅の刃』に関しては『このシーンを見せて大丈夫なのか?』などと思ったことはありませんでしたね。親子間で好きなものを共有できて、むしろとてもありがたい作品に感じています」

・小学1年生女子のママ
「うちの子は、LiSAさんの『紅蓮華』が大好き。いつも歌っています。でも、アニメや漫画は見たことないですね。『見たい』とも言われません。でももう、『炎』(LiSAさんが歌う劇場版主題歌)は歌えるようになっていますし、『煉獄さん』の存在も知っています」

LiSA『紅蓮華』ジャケット写真